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天龍院亜希子の日記 (集英社文庫)

天龍院亜希子の日記 (集英社文庫)

天龍院亜希子の日記 (集英社文庫)

作家
安壇美緒
出版社
集英社
発売日
2020-02-20
ISBN
9784087440782
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天龍院亜希子の日記 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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さてさて

人材派遣会社に勤める二十七歳の主人公・田町が仕事に、恋に、日々の日常を生きていく中に、かつての同級生が日々更新し続ける『日記』をチェックする姿を描くこの作品。そこには、二十七歳の今を生きる一人の男性の赤裸々な日常が描かれていました。絶妙な比喩表現が、雑多な日常の描写の中に突然登場する妙な違和感が癖になるこの作品。人材派遣会社の”お仕事小説”の側面も見せてくれるこの作品。今は「希望がない時代」と言われるがその意味が分からないと語る安壇さん。そんな安壇さんが描く『希望』の形を物語の中に見た、そんな作品でした。

2023/01/30

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/06/post-4052bc.html 【ラブカは静かに弓を持つ】に比べればちょっと、という感触でしたが、まぁ青春小説としてはこんなものでしょうか。

2023/06/21

ましゃ

これね、是非社会人の皆さんに読んでほしい作品!きっと誰かに共感出来るはず!社会人になって何がしんどいかって仕事ではなく、職場の人間関係なんですよ。それがとてもリアルに描かれていて、最後は笑っちゃって勇気づけられました。タイトルと表紙から女性がメインの話かと思いきや、主人公は真ん中の元野球少年の田町君です。残業代も出ない、変わらないどうしようもない職場環境、そして増えていく同僚への陰口。つらくてどうしようもなくても、誰かが何処かで自分を応援してくれているかもしれない…社会人に必要なのは、「呆れた希望」だよ。

2020/04/12

しん

文庫にて再読。単行本で読んだ当時とは仕事の境遇が変わってしまってはいるが、共感性は高い。天龍院亜希子の日記には確かに癒やされるじゃないけど引き付けられる何かがあった。もっと読みたかった。

2024/05/11

Mayrin

天龍院亜希子とのつながりがいまいちよくわからなかったけど、ブラック派遣会社の話は辛そうながら面白かったです。

2023/04/28

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