ASK トップタレントの「値段」 上 (集英社文庫)
ASK トップタレントの「値段」 上 (集英社文庫) / 感想・レビュー
Kanonlicht
個人が商品として冷徹に価値判断される芸能界の闇を描く。芸能プロダクションの経営もする著者のこと、多少の誇張はあれど似たような話は実際にあるのかもしれない。週刊誌連載ならではの「引き」をつくるために、逆転に次ぐ逆転の連続で、やや食傷気味な感はあるけれど、長さのわりにするすると読めてしまうのは、わかりやすく定型化されたキャラクターを描く著者のうまさだと思う。
2022/06/10
梨愛
「奇跡の9等身女子高生」としてデビューし、トップタレントとして活躍する堀口優奈。高飛車で傍若無人でとんでもなく嫌な女。事務所のトップとして君臨してきたが最近後輩・ゆらぎとのツートップになりつつあるのが気に食わず、頭脳と暴力でのし上がってきた所属事務所社長に歯向かおうとする。どちらも唯我独尊キャラで譲らない。お互い策略をめぐらせるが恋人とのSEX動画流出で優奈は超高級デリヘル嬢に…愛も夢もない(もしくは歪んでる)欲望剥き出しの登場人物だらけ。人間不信になりそう。最後に勝つのは誰?
2020/10/09
うえぴー
新堂小説の真髄。下巻に続く。★
2022/10/28
バーベナ
優奈の気の強さと頭の切れの良さに振り回される。ジェットコースターのように話が展開していき、係る金額も雪だるま式。私は何を読んでるんだ?と思ったけれど、週刊プレイボーイの連載だったと知って納得。
2021/08/11
tomoko kawamata
なんとも言えない嫌な世界…そこまでしてしがみつく気持ちがわからない。端から見たら幸せそうには見えないけれど…主人公の行き着く先が気になってあっという間に読み終えた。
2023/04/12
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