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東京日記3+4 ナマズの幸運。/不良になりました。 (集英社文庫)

東京日記3+4 ナマズの幸運。/不良になりました。 (集英社文庫)

東京日記3+4 ナマズの幸運。/不良になりました。 (集英社文庫)

作家
川上弘美
出版社
集英社
発売日
2020-10-21
ISBN
9784087441666
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東京日記3+4 ナマズの幸運。/不良になりました。 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ちぇけら

11月某日 晴 東京日記3+4を読み終える。おおいに笑い、おおいに感心した。生きた証というのは、学歴や年収や結婚などにではなく、ちょっと経てば忘れてしまう日常の些細な出来事にこそ宿っているみたいだ。このまえ初めて食べたしょっぱいクレープ(ツナマヨ)とか、近所にいつも干されている派手なピンクのパンティとか、大切なひとに言われたひどいことばとか(些細ではない)が、ぼくの生きた証をこの世界に鮮やかに刻んでいるのだろう。ありがとう、しょっぱいクレープ、派手なパンティ、ひどいことばたち。おかげでぼくは生きています。

2021/11/13

川上弘美さんの日々。ほんとうのことが10分の9くらいに上昇したようですが、ほんとうっぽいことと違うかもしれないことが曖昧です。わたしも仕事の書類で「下り藤」さんを見かけたことがあります。名字にひらがながあるなんて初めて見た、と同じ感想でした。

2021/04/11

緋莢

平凡社から刊行している<ほんとうだったりそうでなかったりするライフワーク的日記シリーズ>の3、4をあわせて文庫化したもの。2008年から2013年の日記。携帯電話が苦手なので、家の電話から自分の携帯電話にかけて、右耳と左耳に当てて一人で会話をしてみたり、肩書が「キャンディードライバー」という運転手のタクシーに乗ったり。と、あらすじにあるような本当かどうか、はっきりしないものも あるのですが(続く

2024/05/09

たっきー

単行本で既読。文庫を購入してすぐに読んでしまった。川上弘美さんの日常が綴られていて面白い。幸田文ごっこ、パンツ関係、老人の追跡、首振りパソコン、など。どこまでが事実でどこからが創作・想像なのかつきつめるのは野暮ってもんでしょう。最果タヒ氏の巻末エッセイも良し。「人として生活をする限り、生活の本当の姿は見えないのではないか」。

2020/10/30

更夜

最初は通勤電車の中とか隙間時間に読もうと思っていた「東京日記」しかし、これは中毒性があって、もっともっととつい読んでしまいます。川上弘美さんの日常は「わからないことだらけ」銀行の窓口で何故、「今ニューヨークにいる」と電話する女性がいるの?やどかりの貝は引っ越しするときどうするの?テレビを買うのに「首振り」でないとなぜだめなのかな?なんでかわからないけれど、川上さんの日常にはピントが他の人と違った世界が広がっているのでしょう。やみつき。

2023/04/29

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