風に吹かれて、旅の酒 (集英社文庫)
風に吹かれて、旅の酒 (集英社文庫) / 感想・レビュー
のぶ
太田和彦さんの旅の話を中心としたエッセイ集。太田さんの本は多く読んでいるが、タイトルでは「酒の旅」と載っているのに、本作では今までになく、酒の話題は控えめだ。その代わり太田クロニクルとも言える、過去からのライフスタイルが満載で、これには本当に憧れた。こんな風に歳を重ねたいと思った。旅の話では太田さんの郷里、松本と京都が印象に残った。それと、憧れるもう一つの理由が、趣味の広さ。映画の始まり、音楽、それもクラシックからジャズまで幅広い。他にも演劇や俳句。留まるところを知らない。今後の作品も楽しみだ。
2021/01/25
ドナルド@灯れ松明の火
太田さんの人となりが判る優れたエッセイだった。居酒屋巡りで文化庁からも表彰され、居酒屋に関するエッセイがしっかり文化を描いていることが認められていた。また絵画・音楽に対する優れた感性も感じられた。 お薦め
2022/05/08
みくに
旅番組も見てみたい。飲食するだけの旅。贅沢だなあ。
2023/05/28
ロータス
全国各地、数々の居酒屋を巡ってきた太田さんの「レストランは胃袋を満たすところ、居酒屋は精神を満たすところ」の言に深く頷く。この本では太田さんの故郷である松本の話が一番面白かった。故郷だけに居酒屋だけでなく喫茶店も紹介されているのが良い。松本と京都の店の名前はメモしておいた。
2021/06/04
yukiyuki
古い映画のはなしはピンとこないが、居酒屋はおいしそう。
2020/12/27
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