武士マチムラ (集英社文庫)
武士マチムラ (集英社文庫) / 感想・レビュー
活字スキー
【文明開化の流れは止められない。沖縄もヤマトになっていくのだろうか。そう思うだけで、心の奥底から怒りが湧いてくる】江戸末期の琉球に生を受け、後の世に泊手の達人として語り継がれる烈士・松茂良興作の生涯を、空手を愛する今野さんが琉球新報で2016年8月から2017年3月にかけて連載していたものの文庫版。史実がベースとはいえ、予想以上に骨太かつ地味な物語だった。ナイファンチ3年バッサイ4年、赤子泣いてもフタ取るな!【せめて、沖縄の文化を失わないようにしなければ】
2020/11/26
kiyoboo
最初、沖縄の言葉が苦手で物語に入り込めなかったが、そこはベストセラーの作家の筆力で楽しく読み進められた。普通は1人の師に教えを乞うものだが、父を含めると4人の高名な師につくマチムラ。空手の型というのは地味なものという印象だったが実戦的なことがわかった。薩摩に支配されていた時代の話しだったが古さは感じなかった。
2021/01/05
ごいんきょ
久々に今野敏の空手小説。 読みながらYpuTubeで型の動画を探してしまいました。
2021/02/13
やな
物語が駆け足すぎてちょっと薄っぺらく感じてしまった(^_^;)
2020/12/04
nnnともろー
今野さんの沖縄空手もの。今回は松茂良興作。泊手の中興の祖。世界の動きに翻弄される沖縄を生きた武人。現代でも学ぶべきところが多々あるのでは?
2021/05/24
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