読書は格闘技 (集英社文庫)
読書は格闘技 (集英社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
若くして亡くなられた瀧本さんの読書案内です。イントロを含めて13の分野で解説してくれています。最初に2つの本を取り上げ解説をしてくれて最後に関連本として6冊紹介されています。私が読んだ本もかなりあるもののこの方の思想の系譜などが知れて参考になりました。
2021/05/27
ぐっち
西炯子さんの漫画で「本を読めば読むほど自分が空っぽになる」的なセリフがあったのだが(それににハッとしたくせに本ばかり読んでる私)、ショウペンハウエルが元ネタだったのかな?各テーマについて、瀧本哲史さんが正反対の主張だと思った本を2冊あげて語る本。格闘技と題するだけあって熱い。普段読まない分野の本がほとんどだったので若干寝落ちしつつ。得意分野の児童書では、まさに最近ディズニー+に入って、ディズニーの脱王子様・脱欧米白人について考えてたので面白かった。そして、ハリポタは原作のロンが一番好きなのでその話も納得。
2023/01/21
マッピー
私は著者と対話するように読むので、格闘はしないかな。この本では著者と読者の闘いだけではなく、同テーマで視点の異なる作品を闘わせます。例えばRound 8のテーマ『未来』。フランシス・ベーコンの『ニュー・アトランティス』とジョージ・オーウェルの『一九八四年』。ユートピア小説とディストピア小説。対戦する2冊以外にもテーマに沿った本が紹介されていて、読みたい本が増える一方。しかし、待て。私にそれらの本を読む力があるのか?体力があるのか?だけど『韓非子』とか『君主論』とか、すごく気になるじゃない?
2022/01/13
やな
なんとか読了。若くして亡くなった瀧本さんの非凡さがよくわかった。
2021/06/05
ドレミ
瀧本氏の本は2冊ほど読んだが、キレッキレの切り口の語りが最高!この本のタイトルも強烈だが、『なるほど!』と思わせられることも多かった。『自分の考えと著者の考えを戦わせ自分を進化するための読書を!』しっかり胸に刻みたい。
2022/01/07
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