夢の島 (集英社文庫)
夢の島 (集英社文庫) / 感想・レビュー
タイ子
大沢さん流のストーリーへの引き込み方、何と言っても読み易い文章と面白さ。夢の島をめぐってわらわらと湧いてくる得たいの知れない輩たち。宝の山には一体何があるんだ?作中で何度も出て来るワードにおおよその想像はついたが、想像もそこまで。24年前に母親と離婚して音信不通の父親の死亡連絡を聞いたカメラマンの信一。画家だった父のかたみの絵を譲り受けたはいいが、そこから信一の周りが何やら騒がしくなる。目的は絵に書かれた島の存在。ロマン?いや、サスペンス。後半にまた驚きの一幕が。こういうのは何も考えずに楽しまなくては。
2022/11/01
KAZOO
今回の大澤さんの作品は警察ものではなく20年以上も音信不通であった父親が死亡したとの連絡を受けた主人公が、その後父親の書いた絵画をめぐっての一種のアドベンチャーものです。その絵にはある島が書いてありその場所をめぐって様々な人物が暗躍するものでエンタテイメントとしては楽しめました。ただ表題からすると夢の島というのでもっと楽しい島を予想したのですが…。
2021/12/01
オーウェン
幼いころに音信不通になった父が亡くなった報せが。 信一は父の形見の絵を受け取ったが、そこからカメラマンとして仕事が入ったり、見も知らない人間から接触が舞い込むことに。 大沢さんの冒険小説の1作。 冒頭からすんなりと世界観に入っていけるし、その後も複数の人物が入れ替わり出てくるが、誰が信頼出来て、誰が裏で暗躍しているのか。 キャラも魅力的で、特に女装仕事の鯉丸。 信一を愛しながらも、そのために事件に巻き込まれていく運命。 夢の島にあるものとは何なのかを追い求めていく青春譚ともいえる。 面白かったです。
2022/01/26
Syo
さすが大沢在昌
2022/11/25
carl
面白かった。展開が良い意味で解りやすく楽しめた だが・・夢の島ってタイトル良いのかぁ?
2022/03/30
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