われは歌えどもやぶれかぶれ (集英社文庫)
われは歌えどもやぶれかぶれ (集英社文庫) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
タイトルがシーナさんらしいなぁ、と思ったら、何と室生犀星の作品名からの拝借。まぁ犀星の作品には、さすがに浮き玉野球や焚き火ビールは出てこないだろうが、執筆時のシーナさんは晩年の犀星と同年齢。しかも今や犀星の年齢も超えている。お元気ですねえ。文庫版あとがきにある、愛用のワープロが壊れたのはお気の毒だが、修理できるとのことで、読者としてはホッとさせられる。ピロリと痛風の話がよく出てくるが、あい変らず雑魚釣り隊の話題も楽しい。おなじみの沢野画伯の挿し絵が、定番の安心感。「味噌汁にタマゴをぽっとん」には笑った!
2021/11/24
ツバメマン★こち亀読破中
著者はSFを書いてるけど、まだワープロを使ってるんだ!なんだか頑固でいいなぁ。各週刊誌に連載している(していた)エッセイの文庫本を通勤電車で何冊読んできたのだろう?椎名誠の影響で、週末に焚き火を囲み、飲んだり、食べたり、騒いだり、たまに人生について考えたり…そんなことの楽しさを知ることができたのだ!
2023/03/31
サイマ
日常エッセイの「新宿赤マント」「ナマコ」シリーズが二つとも終了してしまい椎名誠の近況が掴みにくくなったところで書かれた日常エッセイ(2016~2017頃)72才、相変わらずの不眠症や鬱、ピロリ菌、そしてついに痛風発症?ある日起きたら熱中症?アニサキス?下痢?…シーナの戦い日々が描かれる
2022/09/04
時代
ピロリ菌にも負けず、痛風にも負けず、シーナはまだまだ元気だ。沢野ひとしの挿絵もいい感じですよ。まぁいつものヤツですね〇
2021/11/26
Eddie
シーナさんも年かなぁ....。 弾け具合やとんがった所が少なくなったというかマイルドになったというか、読後感はそんな感じばかりが残りました。 来年で80歳ですか。これからも元気でいてほしいものです。
2023/11/16
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