天から落ちてきた相撲取り 元禄八犬伝 四 (集英社文庫)
天から落ちてきた相撲取り 元禄八犬伝 四 (集英社文庫) / 感想・レビュー
タイ子
小悪党・網乾左母二郎のボロ長屋が竜巻の被害に。危うく倒壊は逃れたが、天から相撲取りが落ちてきた。なんじゃ、これ!!てなわけで屋根は穴が開き、落ちてきた相撲取りは頭を打って記憶喪失。あんた誰?!私は誰?どうやら勧進相撲があり、萩の国からやってきた相撲取りたちが竜巻に襲われたそうな。勧進相撲とは名ばかりの賭け相撲、裏で蠢く悪い代官、お前もワルよのぉ~。真面目に取り組む相撲取りに左母二郎たちの刃が光る。キャッ、カッコいい!シリーズ要の伏姫の行方は未だ不明。大阪が不穏な空気、どうなる?!って、レビュー少なすぎ!
2022/01/06
Tomomi Yazaki
腕は達者だが働くのが大嫌いで、盗みや強盗などなんでもやって稼ぐ素浪人の左母二郎。貧乏長屋に同居する盗人の並四郎と舟虫。そんな長屋に竜巻と共に落ちてきた大男。そいつは過去の記憶を失っていた。一方、貧乏書店の息子の大作は類稀なる巨躯と天性の相撲力をもつものの、後継ぎと決まっているため、角界は夢のまた夢。そんな男たちが角力の大会へ。面白いんだけど、なんだかいろいろな人が出てきて話がどんどん進む。これってシリーズものなの?やってしまった。題名の相撲という文字だけで買ってしまった!一巻目を買わなくっちゃ!
2023/05/11
きょん
赤穂浪士討ち入りと、大阪での水戸公と淀君の怨念の邂逅といよいよクライマックスかな。小悪党の左母二郎たちの方が世直しをうたうお偉方よりよほどまともな人間に思えてくる。
2022/02/01
Tatsuhito Matsuzaki
さもしい貧乏浪人・網乾左母二郎(あぼしさもじろう)一味が活躍するシリーズ第四巻。 表題を含む二話を収録。 作品の4/5を終えて、ようやく八犬士が出揃うとともに、最大の敵となる2つの怨念(怨霊)が登場しました。時代&人物設定は違えど、まさにNHK人形劇「新八犬伝」を想起させますね。 そしていつも楽しみにしている解説は、同姓同世代の作家 田中哲弥氏が、本作&田中啓文氏の面白さの背景を明快かつ敬愛を込めて紹介しています。 さぁ、次はいよいよ最終巻です。
2024/02/15
高橋 (犬塚)裕道
星3.5。益々快調である。八犬伝!網乾左母二郎、船虫、どんどんお人好しが進んでいる。既刊はここまでの様だがどう見ても続くに違いない。早く次が読みたい!
2022/03/21
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