おいしい命 阿刀田高傑作短編集 (集英社文庫)
おいしい命 阿刀田高傑作短編集 (集英社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
阿刀田さんの過去に出版された作品集の中から横断的にブラックユーモアなどの観点から11の作品を集めた短編集です。私はすべて読んでいるのですが、忘れてしたりしているものや読んでいるうちに思いだしたりするものがあり再度楽しむことができました。「掌の哲学」などは世界が大きく感じられたりします。解説が原田マハさんでこれも楽しめました。
2022/02/26
クプクプ
新年一冊目は、阿刀田高さんの短編集を選びました。新しい本なので文字は大きいですが、作品の時代は、おそらく30年以上前です。どの短編も起承転結がしっかりしていて、オチのブラックユーモアが効果的でした。阿刀田高さんは、短編の名手と呼ばれていますが、初めて、その言葉にふさわしい作品を読みました。中には背筋が冷たくなる作品もありました。
2024/01/06
優希
極上のブラックユーモアが詰まった短編集でした。切なさと悩ましさを感じさせる不思議な世界を見ているようです。男女の艶と日常の不可思議を感じました。面白かったです。
2024/02/23
LaVieHeart
どの作品も「ここ」というピンポイントはないのだけど気づいたら何故か惹き込まれているという短編集。想像力が鍛えられる作品の数々だった。 あまりスッキリしない読了感の作品がほとんどだが、「えっ。。。」とか「あっ。。。!」とかなるどんでん返しがクセになり、すっかり阿刀田高さんのファンになってしまった。他の作品を調べたら、「ギリシア神話を知っていますか」を書いた方だ! 。。。記憶にない程大昔に読んだような。。。? 家宅捜索してみよう。。。 個人的には、「鰐皮とサングラス」に身を引き締め、「年の瀬」に心が傷んだ。
2024/04/18
ろこぽん
最近阿刀田さんの短編を片っ端から読んでるけど、よくもこんなに次々と。。。面白いなー。解説の原田マハさんが私の気持ちを全部言い当ててくれました。 中でも「選抜テストが」めちゃくちゃ面白かった。そうよね、神様もいちいち聞いてられないよね。
2022/08/11
感想・レビューをもっと見る