春だから めおと相談屋奮闘記 (集英社文庫)
春だから めおと相談屋奮闘記 (集英社文庫) / 感想・レビュー
onasu
通しでは12巻目となるこちら。粗筋にミステリー仕立てとある通り、少し趣を変えてきました。個人的にはやや馴染み辛かった(謎も茫洋としていたし…)ですが、新たな試みには賛辞を。 とは言え、一話目は形式を違えた相談事案でもあったし、三話目は将棋会所「駒形」の小僧・常吉の成長譚、また五話目は信吾が新たな事柄に挑戦することになる言わば従来編で、残る二編が一話挟んでミステリー仕立てという仕掛け。 試みがどうだったのかは、後続の巻で分かるはず。既刊のもう一冊、読む楽しみが増えました。
2022/11/17
サケ太
相談屋に関わる人々の、「転機」。このめおとは強い。今回も面白かった。
2022/07/05
kankan
相談屋はお金なならないねw 今作は脇役中心の話し。
2022/05/24
ミド
常吉の成長が見られてほろりとした。自分が奉公先で恵まれていることに気付いて思い悩む気持ちは現代でも通じるものがある。風鈴の謎は意味がよく分からなかった。たまに艶っぽいシーンが差し込まれるけれど、そろそろおめでたの話はないのかなあ。
2024/01/19
相馬
シリーズ12作目。「空家の風鈴」は解決編「目くらまし」を読んでもなんかモヤモヤする。この中では「初めての藪入り」が良かった。常吉の成長が素晴らしい。
2022/07/09
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