終の盟約 (集英社文庫)
終の盟約 (集英社文庫) / 感想・レビュー
なっち
楡さんお初。人間の尊厳とは何か。医療が発達し寿命が延びたこの国で安楽死が認められることはないのか。大切な家族に甚大なる負担をかけてでも生きながらえたいと思う人がいるだろうか。先日映画「ロストケア」を観ました。誰もが当事者です。もしもの時のことを今から考えておかなければ…
2023/04/12
さち@毎日に感謝♪
あらすじに惹かれて読みました。初読み作家さんです。認知症介護、終末医療、財産分与争いのテーマでした。議論はされているけれど解決策は見つからないこの問題、色々と考えさせられました。
2022/11/27
橘 由芽
あなたならどうする?をつきつけられ何ともいえない気持ちをもて余す自分です。ある程度の年齢に達した人ならば誰でも避けては通れない認知症の問題、、、 人間が生きるとはどういうことなのか、命とは?安楽死、尊厳死が議論され続けて久しいけれど、恐らくは今後も日本においては一律の結論には結びつくことはないでしょう。今年読んだ本の中で一番印象に残った小説になりました。
2022/12/24
かずぺん
精巧に組み立てられた家族の物語である。誰しもがその家族の状況になり得る。この長寿社会を国はどう考えるか。自分はどう考えるか。大きな問題提起である。
2022/11/21
akiko
職業柄、認知症については認識していると思う。そして自分もこの兄弟と同じ思いだ。未来はわからない、まして明日のこともわからない。この問題について考えると、様々な不安で一杯になる。今から出来る対策をしたとしても、100%万全ではない。フィクションとして読みながら、自分のこととして重ねて読んでしまった。とても重い、答えのないテーマです。
2022/11/28
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