朱華姫の御召人 下 かくて恋しき、花咲ける巫女 (集英社文庫)
朱華姫の御召人 下 かくて恋しき、花咲ける巫女 (集英社文庫) / 感想・レビュー
本詠み人
後宮の烏が終わってしまい、白川紺子さんの他の作品をコンプすべく読み進める。上下巻で終わってしまったのがもったいないくらい素敵な作品だった🥰青藍て他のシリーズにいなかったかな?主人公が先帝の落胤という設定は後宮〜に似ているし〈楽の宮〉と〈幽の宮〉のある世界観も同じ。だからこそ、すぐこの物語の世界にのめり込めた。栗山監督もそうだったけど、最後は信頼があるかどうか。闇にのまれそうになっても自分がどう在りたいか、どうなりたいかが大事なんだ。この作品も最高だった♡
2023/03/25
あっか
新刊、新装版。少女小説らしいファンタジーな展開とハッピーエンドに満足♡神達がドッカンドッカン出てきた時は、これどう収めるの!?と思ってたけど笑、蛍らしさ満開の答えでした。最初は、蛍のなよっとしたところになかなか共感できなかったけれど、蛍には蛍の靭さがありました!この新装版は、後宮の烏アニメ化に合わせたものなのか、それとも続きが描かれる伏線…!?なんて期待してしまったけれど、京都くれない荘奇譚も花菱夫妻もあるし、ないかなあ〜。同じ世界観の後宮の烏を読み返したくなりました。
2022/10/28
よっち
姿を消したはずの国の護り神、千依神が現れ、正式な朱華姫となった蛍。ある時、隠していた蛍の秘密・腰の痣が白日の下に晒されてしまう下巻。御召人の柊に甘やかされ、自分が弱くなっていくようで戸惑いを覚える蛍。嫌がらせが相次いで自分たちで犯人をつきとめようとする中で、明らかになってゆく母の言う禍とは何か、帝の宮で何が起こるのかという展開でしたけど、今まで愛されることがなかった分、激変する状況に戸惑いこそしたものの、しっかり向き合った先には意外な結末が待っていて、わりと悪くなさそうなところに落ち着いてほっとしました。
2022/11/22
hirune
それなりに酷い目に遭ったり生命の危機があったりするけど、やっぱり甘々〜😅もっと書き込めばずっと長い物語になりそうなお話しだけど、あっさりと終わっちゃった印象です。誰にも愛されず育った柊様を蛍が育て直していく育児みたいに見えたりして。それに祟る神を祀って鎮めるのはとっても日本的な収め方ですよねぇ。ともあれハッピーエンドはいいな♪
2023/05/15
ぐっち
上巻の謎も回収、元がコバルトなせいか、安心して読める。萩が割と好きだった。もうちょっと読んでいたい気もするので、近々後宮の烏を読み直そう。
2022/12/03
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