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みちびきの変奏曲 (集英社文庫)

みちびきの変奏曲 (集英社文庫)

みちびきの変奏曲 (集英社文庫)

作家
内山純
出版社
集英社
発売日
2022-11-18
ISBN
9784087444599
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みちびきの変奏曲 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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のんちゃん

派遣社員の清藤真空は通り魔に遭い亡くなる。彼女の所属の派遣会社社員の棚橋はその場に居合わせ、彼女の最期の思い、ある指の動きを目にする。それが何を意味するのか棚橋は、生前彼女と関わりのあった人々に会いに行き、それを探る。その行き先々で棚橋は彼らの生き方も変えていくという優しいミステリー。新年早々、涙する読書となった🥲指の動きは『きらきら星』を鍵盤で弾く動き。壮絶な経験を自身も通っている棚橋の言葉の数々が、この殺伐とした世の中にいる登場人物や私に響く。私も誰かのきらきら星になれると嬉しい。良書でした‼️

2023/01/05

ベローチェのひととき

妻から廻ってきた本。表紙の絵がちょっと怖い感じだったのでホラーミステリーなのかなと思ったが、なんのなんの心暖まる優しい物語でした。通り魔に襲われて亡くなった真空の最期を看取った棚橋は、真空が死ぬ間際に遺した指の動きのメッセージの意味を解明するために真空と関わりのあった人達に数珠繋ぎ的に会っていく物語。りみあさんがとても印象的でした。棚橋さん、お疲れ様でした。

2023/01/14

連作短編集、温かい空気でした。ジャケが、ちと怖い印象ですがね。

2024/01/03

コチ吉

鮎川哲也賞受賞の作家だが、初めて読んだ。ミステリ要素はほんの味付けであり、物語は、真空と棚橋という二人をテーマにした変奏曲というタイトル通りの趣き。二人の思いが、残された人々の今後の生き様の中でさらに変奏を遂げていくのだろう。

2023/02/16

Mayrin

関係する人々の優しさが詰まった本でした。

2022/11/29

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