新しい光 めおと相談屋奮闘記 (集英社文庫)
新しい光 めおと相談屋奮闘記 (集英社文庫) / 感想・レビュー
onasu
今回は将棋会所の常連、妻とは仲睦まじいはずの房右衛門が、早朝から左頬に引っかき傷をこさえて現れたところから。これは通常のおせっかいで片が付くが、平行して伝言箱には意味不明な書き付けが何通も入れられ、通しては剣呑なことに。 シリーズに変化を付けたことには敬意を表するが、捕物帖のようになってしまうのは如何なものか。とは言え、そのおかげで、久しぶりに信吾の動物との会話、番犬「波の上」(言葉に精通し過ぎや!)との掛け合いが楽しめました。
2023/02/12
ミド
タイトルからそろそろかなと期待しながら読み始めたのに今回の事件は重かった。時々差し込まれる関係ない話が救いだったけど。格上の家の娘に見初められた人は言葉の端々にあれ?と感じるポイントがあったのでなんとなく納得。犬の波の上はまだ若いわりに語彙が豊富すぎるのは、将棋会所に集まる人たちの影響なのかなあ。
2024/03/29
あいちょ。
図書館。 14作目。
2023/04/30
相馬
シリーズ第14作。動物と話ができる、という設定なのに、この頃そういう場面が出て来ないなあ、と思ったら、今回は「波の上」が準主役級の活躍。ストーリーは「切り裂きジャック」を巡るサスペンスものっぽい。「新しい光」なのかもしれないが、推理が進まずかなりモヤモヤするし、何より救いように無い終盤にかなり戸惑った。
2023/03/14
Tatsuo Ohtaka
シリーズ最新作は相談というよりミステリな要素が強く、いつもと違った雰囲気。夜鷹殺しの真相を探るため久々に動物と会話したり、侍たちと交遊したりする。結末はそうならざるを得ないだろうが、夜鷹たちが救われないのが残念。
2023/01/21
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