罪深き海辺 下 (集英社文庫)
罪深き海辺 下 (集英社文庫) / 感想・レビュー
神太郎
上巻でメインを張った干場が一旦山岬から退場し、老刑事、安さんが捜査をすすめる。上巻で散りばめられたあれやこれやが次第に一本の線となる。会話劇で進むためだろうか、非常にサクサクと読み進めることができてしまった。ラストは駆け足のようだが、わりかしキレイに着地した。エンタメ小説としてクオリティが高く満足です!
2023/10/04
terukravitz
★★★☆☆
2024/01/23
Panja Morimoto
ともかく主人公が魅力的。下巻を読み始める前に読んだ表4のあらすじに上巻の終わりではまだ起きてない事実を書くのは反則では!? ま、大したことじゃないですけど。 読後感爽快。久々に「おもしろかった!」と素直に言える作品でした。
2024/05/15
都人
上・下併せて800pを超える長編。巻末で書評家は大沢版西部劇と評しているが。
2023/10/06
厭世GUY
かつてのユートピア構想も潰え財政破綻目前の小さな島。島1番の財力を持っていた一家の途絶えていたと思われたその親族(主人公)が突然島に現れたことで、自治体や暴力団、島で幅を聞かせている弁護士など、いろいろな人間や組織の思惑がからみ合い、やがて殺人事件に発展していく。そして、それが島1番のかつての大事件の真相の蓋を開けることに。主人公のハードボイルドなキャラ付けが功を奏し、最後まで読める作品。
2023/05/29
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