いかがなものか (集英社文庫)
いかがなものか (集英社文庫) / 感想・レビュー
ケンイチミズバ
私は昭和だし気恥ずかしくてエビデンスとかシンギュラリティなる単語は口にしません。が、会議でも頻繁に使う世代はいます。証拠・証明・確証でいいじゃん。と呟いてます。ランチの時間に私が遭遇した謝ると冤罪だから「申し訳ありません。」が言えない若者・・・人事部長が注文したランチのサラダにガラス片が入ってたのはフロアが担当のあなたの責任ではないにせよ、お客さんへのお詫びは接客姿勢として必要なのだよ。「おれじゃねえし」には呆れた。私は悪くない、私の責任ではない。無言でお皿を取り換えて料金はいりませんっていかがなものか。
2023/08/15
ナミのママ
移動のお供に持ち歩いていたが首ふり人形のような怪しい人になっていたと思う。24のエッセイは『じじばばのるつぼ』と同じ構成だが、そちらより新しいので身近なテーマ、なんともツボだ。辛辣かつ容赦ない言葉で切り込んでいるので続けて読むとキツイかもしれないが、合間に読むには清涼飲料水を浴びた気分。この方、その場では距離をとり、観察に徹するところに共感する。「文庫版あとがき」が一番好き。
2023/07/15
あきぽん
群ようこさんは「男にも出世にもお金にも興味がない、ただ本を読んで暮らしたい」と言っていたので好きになりました。著名な物書きではあるけど承認欲求低いらしい。「女性活躍、少子化対策」という矛盾したこと言ってる偉いおじさんおばさんに背を向けたマイペースなおばさんのエッセイはいろんな事に気付かされます。
2023/07/26
*すずらん*
群さんの「いかがなものか」が詰まった一冊。読んでいて「そうそう」と思うものや「そんなことまでは…」といったもの「こういった事は考えていかなければいけないな」と思うものと、様々でした。私はエッセイデビューが群さんの本で、度々読んでいるので気にはなりませんでしたが、今作は群さんの不平不満が主題なので、読んでいて嫌になってしまう方もいるかもしれません。只群さんが現代の発達に追い付けていない部分が多々あるので、もう少し最新の文化を取り入れた別の視点で書いてみたら、また違う面白さが出てくるのではないかなと思いました
2024/02/26
優希
読んでいてスカッとします。日常の違和感に共感しました。
2023/11/03
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