風葬 老犬シリーズ II (集英社文庫)
風葬 老犬シリーズ II (集英社文庫) / 感想・レビュー
ナミのママ
〈老犬シリーズ〉2作目。27歳になった高樹良文は警視庁捜査一課の刑事になっていた。検挙率は良いものの1匹狼で独身。政治家が背後に絡む連続殺人事件の捜査で幸太と再会。出会った瞬間から破滅を予測させる展開。「やめてくれ」と願いながらページをめくる手が止まらない。男の匂いが湧き上がってくる文章、ハードボイルドの面白さをぎゅっと濃縮した作品。胸を締め付けるような痛みと共に読了。
2024/05/04
あいあい
「老犬シリーズⅡ」。いかにして高樹刑事があのおいぼれ犬となったのか。もう、泣かせる。読点の多い短文のリズム。身体と身体のぶつかり合いのシーンにおける体言止め(というより単語一語だけのセンテンス)。酔わせるセリフ。登場する男達がことごとくかっこいい! そして甘いセンチメンタリズム。これぞ北方節。これぞ俺の愛したエイティーズ・ハードボイルド。「挑戦!シリーズ」再読しようかな。
2023/05/14
たくぞう
幼稚な会話を交わしてるうちになんとなく話が進む。傷痕では少年だったからよかったけど今回はねえ。
2024/08/30
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