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想いが幕を下ろすまで 胡桃沢狐珀の浄演 (集英社文庫)

想いが幕を下ろすまで 胡桃沢狐珀の浄演 (集英社文庫)

想いが幕を下ろすまで 胡桃沢狐珀の浄演 (集英社文庫)

作家
松澤くれは
出版社
集英社
発売日
2023-04-20
ISBN
9784087445190
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想いが幕を下ろすまで 胡桃沢狐珀の浄演 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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よっち

駆け出し女優・志佐碧唯の初舞台仕事で起きた不可思議な事件。怪異を引き起こす霊を浄めるため、謎の演出家・胡桃沢狐珀が現れる感動ホラー劇場。碧唯が劇場で遭遇する、誰もいない舞台に響く足音、スタッフが次々襲われる劇場ロビー、役者を金縛りにする恐ろしい視線といった不可思議な現象。霊を鎮めるために居合わせた人たちと繰り広げる即興劇「浄演」。劇場に宿る特別な想いとは何か。役者の醍醐味とは何か。現段階では役者としての努力も覚悟も足りない碧唯の甘さが目に付きましたけど、経験を通じて様々なことを学んでゆく彼女の成長に期待。

2023/05/03

一柳すず子

ちょっと面白い交霊のやり方で怪奇現象を解決していく話。碧唯ちゃんの仕事がポンコツ過ぎて心配だけど熱意あるマネージャーがついてうまくいくといいね。

2023/11/11

ごま麦茶

劇場に想いを残した霊を浄化するため、浄演という即興劇を行う胡桃沢狐珀。ホラーとのことだったのでドキドキ読みましたが、ホラー苦手な私でも大丈夫でした。即興劇で浄化って面白い。即興だからこそ、役者さんの引き出しから出る言葉、本音の混ざった言葉が出てきてそれがドラマになっていく。まだまだ狐珀は謎ばかりなので、シリーズ化に期待です!松澤さんの『胡桃沢』さんなので、他のお話と繋がるのか...も楽しみです。霊は怖いけど、観劇に出かけたくなりました!

2023/04/24

ERI Kikuchi

演劇作品の脚本、演出も手がける松澤くれはさんの新作小説!怪異や謎解き、エンタメの要素もありつつ、著者の演劇と劇場に対する愛と信頼、祈りを感じた。お芝居であろうとそこで発せられる言葉や気持ちに偽りはない。だからこそ生者も死者も同じ空間で想いを交わし霊を浄化できる、という設定の説得力に震えた。そして、新しい「胡桃沢」姓の人から始まる物語。過去作とどう繋がっていくのかも楽しみ。

2023/04/30

ユウハル

迷える霊と共に演じることで成仏させるとはなんて斬新!演じることで現世に留まっていた理由もわかり本人もまわりも納得できるのがすごい。とにかく主人公の碧唯が心配で心配でどうなってしまうのか目が離せなかった。 狐珀の過去も気になる。

2023/04/20

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