恋に焦がれたブルー (集英社文庫)
恋に焦がれたブルー (集英社文庫) / 感想・レビュー
よっち
靴職人を目指す高校生の歩橙が恋心を寄せる同級生の青緒。いつもボロボロのローファーを履いている彼女に、手作りの靴をプレゼントしようと思い立つ青春小説。友達も作らず、ひとりぼっちで笑顔を見せたことすらなかった青緒が抱える複雑な事情と、不器用に真っ直ぐに恋する気持ちを靴に込めようとする歩橙。いくつもの苦難を乗り越えて再会した二人に待ち受ける運命はあまりにも過酷だと感じましたけど、それでも不器用に夢を追いかけ続けて、一途に思い続ける大切なものは変わらない二人が迎えた結末は、とても彼ららしい素敵なものに思えました。
2023/05/19
原玉幸子
種々ある定義に嵌まるか定かではないですが、「これが噂のライトノベルか」です。(違うなら、ごめんなさい。)「エンターテインメント小説は映像的」と評する私の感性では、差し詰め「ラノベは漫画を読んでいる時の感覚に近い」のではないでしょうか。私にとっての「恋愛あるある」が全く無く(こんなに青臭いか、と呆れ)、これでもかっていう性悪女が出て来て、金銭に纏わる厭な感情の蠢きや、悲しい身内の死…… あぁ、漫画的。通勤一往復で読んだ第一章だけで、放り出しました。ごめんなさい。(●2023年・夏)
2023/07/08
のり
自分のためだけではなく、誰かのために夢を叶えようとすることで、人は強くなれること、諦めないことの美しさを感じた。 いろんな壁を乗り越えて、それぞれの、そして二人の形を見つけようとする姿が印象的だった。
2023/08/22
憂希
「シンデレラよりシンデレラな話」を求める方にオススメしたい一冊。「恋を諦めたくない方」にオススメしたい一冊。ただ大人になってしまうとこういう恋の感じとか忘れてしまうし、激甘な一冊に変わってしまうんだな…と思いました。それでも楽しめて良かった。★★★★⭐︎
2023/11/25
sasasa
純愛のラブストーリー。シンデレラのストーリーになぞられた設定や、主人公の周りの人々の様々な言葉など、実際にはなかなか難しいけれど、こういう想いでいたいなぁと思う。
2024/08/12
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