できない男 (集英社文庫)
できない男 (集英社文庫) / 感想・レビュー
よっち
地方広告制作会社のデザイナー芳野荘介28歳。年齢=恋人いない歴で仕事も中途半端な自分に行き詰まる「できない男」が、憧れの超一流クリエイターのブランディングチームに地元デザイナー枠として突然放り込まれ、少しずつ変わってゆく青春小説。初っ端からやる気を見せてみても簡単には変わらない現実を突き付けられるキツイ展開から、覚悟出来ない男・河合や様々な人たちと出会い、感化されながら成長してゆく姿やそれぞれの選択は印象的でしたが、最後のあれは痛快だけれど、もう地元に帰れなくなるのでは…とちょっと心配になりました(苦笑)
2023/05/19
mayu
田舎で広告デザイナーとして働く荘介は恋愛経験無しの恋愛も仕事も「できない男」有名デザイナーの右腕、新しい舞台や恋愛が面倒くさい裕紀は覚悟が「できない男」そんな二人が町おこしコンペで出会い、映画や小説みたいな事は起こらないと嘆きながら人生を送るアラサー男子のお仕事小説。荘介の青春への憧れをこじらせちゃってる感じが良いキャラ。愚痴を言いながらもチャレンジして、頑張っている姿を応援してたけど読後の印象は違うものになったな。荘介も裕紀もどちらも好きになったら痛い目を見るからこういう男には気をつけたほうがいい(笑)
2023/05/25
なみ
彼女いない歴イコール年齢の芳野と、失恋を引きずっている河合が出会い、共に仕事をしながら成長していく話。 仕事や恋愛、結婚。 学生の頃とはまた違った悩みではありますが、しっかり青春してます。 30歳前後の人にちょうど刺さるような内容だと感じました。 登場人物もみんなよかった。 特に南波さんが、ナチュラルな天才という感じで素敵でした。 芳野と春希のやり取りが楽しかったです。一生見てたい! ラストの展開は驚きましたが、個人的には好きです!
2023/06/12
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
結婚できない男と二股失恋で恋愛できない男。プラスして割ったらいい男ができたかもしれない・・。世の中結婚して家族作ってなんぼ・・誰が決めたんだそんなこと。二人にとって〈アグリフォレスよごえ〉は試練でチャンスだったな。できる男で終わって欲しかったのに最低男!?
2023/09/12
こばゆみ
青春小説のイメージが強い額賀さんが書くお仕事小説。でも主人公のアラサー男子が将来に悩みもがく姿は青春小説ぽさもあって。終盤まで面白く読んだけれど、個人的に最後の展開は女性側に感情移入してしまってダメだった(^_^;)。あと表紙の2人か作中のイメージと全然違う(笑)
2023/05/27
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