嘘つきなレディ 五月祭の求婚 (集英社文庫)
嘘つきなレディ 五月祭の求婚 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ひさか
2012年12月集英社コバルト文庫刊。2023年5月集英社文庫新装化。読み終わってから白川さんのデビュー作だと知る。2012年の集英社ロマン大賞受賞作だとか。19世紀ロンドンを舞台にしたファンタジー要素もある恋愛ストーリー。へぇーあの白川さんの!と、ジャンルに少し驚きです。洋装の語りとかに白川さんらしさがある。
2023/06/30
よっち
ヴィクトリア朝時代のロンドン。下町で暮らしからハートレイ伯爵家に引き取られたメアリ。秘密を抱えたまま伯爵令嬢として生きる彼女が十六歳の時、その秘密を知る美貌の青年貴族ジョシュアと出会う物語。赤ん坊の頃に誘拐されたとされ、誰にも言えない秘密を抱えるメアリに、奇妙な頼み事をしてくるジョシュア。生い立ちからどこか貴族社会で上手く生きることができない二人が、様々な事件に巻き込まれる中でお互いのことを知って、一緒に過去を乗り越える展開はなかなか良かったですね。お節介でツンデレなヴァイオラもいい感じに効いていました。
2023/06/07
るぴん
白川紺子さんのデビュー作。幼い頃攫われて貧民街で育ち、12歳の時に無事に生家の伯爵家に戻ったメアリ。しかし彼女には2つの秘密があった。特殊な事情があるとは言え、美貌の青年貴族ジョシュアがメアリと恋に落ちるのが早すぎるような気がしたものの、とても綺麗にまとまっていて良かった。メアリの母は全てをわかっていたんだろうなぁ。彼女の心情を思うと、とても切ない。ジョシュアの母も可哀想な人だった。その分メアリとジョシュアには幸せになってほしい。
2023/05/23
ぐっち
コバルト文庫でも読んでた気がするけど、白川紺子さんのデビュー作。メアリもジョシュアも白川さんらしいキャラ。挿絵がある方が好きですが、ない方が文章のうまさが際立つ気がします。
2023/11/25
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
ハートレイ伯爵玲嬢には秘密がある母親に言ってしまうとここにはいられない。ある青年にであって毎日がかわる、彼もワケあり家系。嘘つきはだあれ?悪役親父はじつはキューピットか。おかげで愛することまで嘘をつかないでよかった。
2023/07/08
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