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会津春秋 (集英社文庫)

会津春秋 (集英社文庫)

会津春秋 (集英社文庫)

作家
清水義範
出版社
集英社
発売日
2012-11-20
ISBN
9784087450088
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会津春秋 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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り こ む ん

激動の時代。下級武士だったら、世の中の流れをなんとなく感じながらも、どことなく暢気に友と語らったりしてたのかな?藩が違うと言うことは、当時としては、外国と同じようなモノ。激動の時代、藩と時流に揉まれながらも、藩を越えた名もない二人の友情が切なくも熱い物語りだった。

2014/01/19

スー

101時は幕末、会津の秋月と薩摩の橋口は佐久間象山の塾で知り合いお互い数学が苦手なことで意気投合し藩を越えた親友となるが黒船来航で日本に大きな変化が起こり2人の友情は翻弄され飲み込まれて行く。この時代に生きた青年を爽やかに時に甘酸っぱく明治維新を描いています。特に主人公は会津藩士なので会津の無念さ悔しさが秋月が藩主松平容保と共に育ったので2人の時にもらす弱音や本音によりとても伝わってきます。会津からすれば突然の天変地異に感じられたと思います。西南戦争で物語は終わりますが祭りの後の様な寂しさを感じます。

2022/11/15

Haru

みなさん書かれているように、幕末の流れが非常に分かりやすい小説です。象山塾で知り合った会津藩士の秋月(悌次郎ではない)と薩摩藩士の橋口。二人の友情を軸に西南戦争後までが書かれる。尊王攘夷、佐幕派、開国派などの思想に凝り固まっていない下級藩士の二人の目線で物語が進む上、あとがきで清水さんが書いているようにのんびりした主人公の秋月の性格もあり、幕末の動乱さ中にあってとても爽やかな印象です。なぜか学研の「まんが日本の歴史」を思い出しました。幕末史の勉強に苦労している方にもお勧めです。笑

2013/03/27

誰かのプリン

時は幕末、佐久間象山の門下生である会津出身の秋月新之助と 薩摩出身の橋口八郎太との友情物語である。禁門の変から会津鶴ヶ城落城、明治に入り西南戦争迄、ある時は味方にそしてある時は敵として戦うが、友としての友情はお互い忘れない。 読了後清々しさを感じる、いい作品でした。

2017/02/26

みーや

有名作じゃないけど幕末の話なので読んでみようと、図書館でなんとなく借りた本。新選組が好きで何冊か関連の本を読んでるけど、今までで一番読みやすく歴史の流れがわかりやすかった。 会津藩士と薩摩藩士の二人の武士の友情が爽やかに切なく描かれている。時には見方同士。時には敵同士。どんな時世の中でも二人の友人は変わらない。 とても良作だったので、もっと色んな人に読んでほしい。

2020/02/29

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