欧亜純白 上 ユーラシアホワイト (集英社文庫)
欧亜純白 上 ユーラシアホワイト (集英社文庫) / 感想・レビュー
大地
600ページを超えるボリュームに読むことをためらっていたが、読み始めるとドンドン引き込まれていく。登場人物が少し多く、関係性を整理しながら読む必要はある。しかし、このボリュームをぐいぐい読ませる、著者はさすがと感じます。
2014/07/31
ブラックジャケット
グローバリゼーションとは無縁の島国根性で大人になった私だが、世界狭しとビリヤードの球のようなミステリは食指が動く。しかも分厚い上下巻、作者は鮫の大沢。時は香港返還の一九九七年、麻薬マーケットも大きく動いた年だ。米国DEAのベリコフが一つのカード、もう一つのカードは厚生省の麻薬取締官の三崎。ダイナミックな構図の中で、日米の捜査官が動く。三崎の方は、麻薬取締の捜査の中で、相棒を失う事故。台湾人の地下銀行の徐に助けられ、地下に潜る。あぶり出されるのが世界マーケットを再編するホワイトタイガーの存在。行くぞ下巻。
2020/08/04
ロッシーニ@めざせ正社員
人間関係を整理するのが少々難しいですね。はたして、「ホワイトタイガー」の正体は?下巻に続く!
2013/05/29
YONDA
発売されてから強く読みたいと思っていた一冊。「新宿鮫Ⅹ・絆回廊」以来の大沢作品ですが期待通りの面白さです。日本とアメリカふたりの麻薬捜査官。「ホワイトタイガー」を中心に別々の道を辿ってきたのだが、ついに交差しひとつのチームとなった。そして、もう一人の人物がこのチームに加わるのか!と、言うところで上巻は終わる。「ホワイトタイガー」はどんな登場をするのか、チームはどうなるのか、下巻が楽しみである。
2014/11/25
room
麻薬取締官、警察、CIA、DEA、台湾人華僑、中国人マフィア、ロシアマフィア、シチリアマフィア、広域暴力団…登場人物が多過ぎる。ユーラシア大陸全域と日本、アメリカを舞台とした広大なスケール、そして670ページに渡るボリューム。ハードボイルドでなければ絶対に飽きる。まだこれで半分…で?おもしろい!
2013/09/12
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