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欧亜純白 下 ユーラシアホワイト (集英社文庫)

欧亜純白 下 ユーラシアホワイト (集英社文庫)

欧亜純白 下 ユーラシアホワイト (集英社文庫)

作家
大沢在昌
出版社
集英社
発売日
2013-03-19
ISBN
9784087450439
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欧亜純白 下 ユーラシアホワイト (集英社文庫) / 感想・レビュー

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大地

上下巻で1300ページを超えるボリュームで、壮大なスケールの話だったが、読み始めるととまらなくさせる著者の筆力はさすが!!読みごたえも抜群です。三崎、ベリコフの3人が、ホワイトタイガーとその利権を得ようとする者たちに、命がけで挑んでいく様は、とにかくカッコいい。面白かったです!!

2014/08/03

ロッシーニ@めざせ正社員

読み切ったー!上下それぞれ600ページ超のハイボリューム!(笑) 誰が敵で、誰が黒幕「ホワイトタイガー」なのかわからない程めまぐるしい展開でした。また、なぜ麻薬絡みの犯罪がなくならないのか、少しだけどわかりました。

2013/05/31

ブラックジャケット

世界的な麻薬市場の再編成が迫っている大状況がベースにある。ヘロイン、コカイン、覚醒剤、そこに群がる裏社会の面々が凄い。米・台湾・福建・上海・広州・沖縄の強者どもと日本最大の暴力団坂本組。真打ちが国籍をまたがるホワイトタイガーで、主人公の三崎が軽く見える。やはり新宿鮫クラスの重みが必要だろう。世界規模の麻薬取引という大風呂敷を広げたせいか、人物の交通整理が難しい。著者は登場人物の情報交換で物語を進める荒技。読みやすい構成なのだが大味になるのは否めない。超弩弓級の1334Pの代わりに濃密なプロットが欲しい。

2020/08/07

room

007、ミッションインポッシブル…スパイ小説を思わせる展開に、息をのんだ。グローバル化が言われる今日、犯罪においても例外ではなく、むしろなおさらに、国家とは?民族とは?そして人間とは?について浮き彫りにされていく。貧富格差がもたらす、犯罪とエゴ。巨大化していく国や組織の体制維持のための思惑。いずれもが間違いでなく、すべてが生き残るための正義であるとすれば、最後の拠り所となるのは、個人の価値観ということか。CIAが文化革命に恨みを抱く中国高官を裏で育成しているとしたら…今の首席なんかまさにそれっぽい。

2013/09/14

YONDA

下巻も読み応えありでした。「ホワイトタイガー」の正体には驚いたが、黄金の三角地帯を先進国が作った事実には何とも言えない気持ち。「変わらない、なにひとつ。」、ラストの言葉が薬物の根深さとそれに関わる人間の欲を物語っている。

2014/12/05

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