東京大学で世界文学を学ぶ (集英社文庫)
東京大学で世界文学を学ぶ (集英社文庫) / 感想・レビュー
i-miya
2014.02.09(01/31)(つづき)辻原登著。 (P052) 中国は、歴史です。 『三国志』というのは、歴史書です。 『三国志演義』(羅貫中) (1300年代) 『紅楼夢』は素晴らしい小説で、清朝の時代、十八世紀の作品。 小説に関していえば、中国に先んじ、日本が成果。 「小説」というのは、『漢書藝文志』にある。 市民社会、近代ノヴェルにどういう訳を与えるか。 「小説」という訳を与えたのは、坪内逍遥です。
2014/02/09
i-miya
2013.12.31(12/31)(つづき)辻原登著。 12/31 ゴーゴリ。 なんだ、それだけのこと? 実はこのあと大変なことが起こるんですが、それを言ってしまっちゃあ、終わりなんで、今は出しません。 ◎第二講義=二葉亭四迷、すべては、『あひゞき』から。 さて、日本はと言えば・・・。森鴎外、夏目漱石、そして、私まで、小説を書いている、今でこそ小説、明治以前は、戯作と呼んでいた。
2013/12/31
i-miya
2013.10.24(初読)辻原登著。 2013.10.23 (カバー) 小説は、いつの時代も、いたるところで書かれてきた。神話から聖書まで、日本では漢語を輸入し文学は成熟した。ドン・キホーテ、ヴォリバー夫人、白痴まで。 名作の細部を読み解く。 物語の歴史を考察。 作品同士の繋がり。 (あとがき) 2009春のこと。 野崎歓氏の慫慂、柴田元彦、野谷文昭、沼野充義氏の協力。 東京大学大学院人文社会系研究科現代文学研究室が開講する科目、「近現代小説」。
2013/10/24
harass
東大での文学講義を本にしたもの。自分は先に朝日出版社の第二弾を読んでいて、慌ててこれを手に取る。『ドン・キホーテ』『ボヴァリー夫人』『白痴』解説など。また、『ねじの回転』のパスティーシュ(模倣書き換え)として別の作品に書き換えの実例解説がある。なかなか読み応えがあるものばかり。正直、第二弾のほうと密度が違うように感じる。こちらのほうが良い。
2016/04/28
i-miya
2013.10.28(つづき)辻原登著。 2013.10.27 (p025) ◎ゴーゴリ。 70年代。小林秀雄、「作家志願者への助言」 文学を通じて現実を見るな、現実を通じて文学を見よ。 文学に患わされるな。 文学表現は比喩表現により成り立つ。 この比喩表現とのかかわり方で、自然主義とか、ロマン主義とか、アンチ・リアリズムだとか、いろいろな文学技法上のテーマが浮上してくる。 スーザン・ソンタグというアメリカの優れた作家・批評家がいます。
2013/10/28
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