さよなら、手をつなごう (集英社文庫)
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さよなら、手をつなごう (集英社文庫) / 感想・レビュー
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さよならって、永遠の別れだと思っていた。どんなに大切に思っていても、どんなに一緒にいたいと思っていても、好きという気持ちだけではどうにもならないことがある。夢も、恋も、友情も…ずっと同じ形であってほしいと願っていても、現実はまったくちがう方向へといってしまう。さよならは願っていなくても訪れる。ある日、突然扉をノックしてくる。それは寂しいけれど、次に向かうステップなのだ。さよならを繰り返して、僕らは大人になっていくんだよ。
2013/05/12
takaC
女の子が主人公のお話メインに短編が10編ぐらい。最後は、ぱぐハグ。IUGPに感心した。
2014/08/31
さおり
青い春のおはなしたち。あの頃の私は、今と同じくごく地味に暮らしていたが、それでもやっぱ、とても青い春を生きてたんだと思い出して懐かしくなりました。あの頃の私が中村航さんを読んでたら、私の青の青さはまた違ったものになってたのかな。いや、今のこのタイミングだからこそ、心に来るもんがあったんかな。もう、中村航さんである限り良い!と思ってしまう盲信者です、私。
2014/12/05
おかむー
『100回泣くこと』以来の中村航二作目。前作は雰囲気はよさげながらもアラも目立った作品だったけれど、今作は短編集ということもあってかこなれた感触で安定の手応えだった。『よくできました』。個別には盲点をつかれたラストの展開にグっときた『インターナショナル・ウチュウ・グランプリ』と、こちらも普通にぼっちの「妄想トモダチ」と思っていたらラストでひっくり返された『さよなら、ミネオ』がせつなくてグッド。ファンタジーあり、ノスタルジーあり、つたないレンアイありのバラエティーに富んだよい本でした。
2014/03/23
巨峰
中村航さんの小説を読む。なぜか許せるのは、なりたかった自分、なれなかった自分が詰まっているからでしょうか。それなのに感じる郷愁が不思議です。女子五編が一番好き。そうか女子に混じりたかったのか。それとも、女子になりたかったのか、俺は…
2021/05/22
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