インディゴの夜 (集英社文庫)
インディゴの夜 (集英社文庫) / 感想・レビュー
エンリケ
ホストクラブの面々が活躍する異色のサスペンス。繁華街の裏社会と繋がる事件はかなりダークなものばかり。でも気のいいホスト達が破天荒な行動力でそれらを撃破していく。彼らを率いるのは気の強い三十路女のオーナー晶さん。元ヤンキーと言うだけ有って個性派揃いの男どもの統率ぶりは中々のもの。そしてリーダーの憂夜は得体の知れない存在感を随所に発揮する。こういうアウトサイダーが活躍する群像劇は心惹かれる。カラッとした作風なので悲惨な犯罪も然程気にならない。些か既視感の有るキャラ設定だが兎に角楽しめた。次巻も楽しみ。
2017/01/23
月島雫
歌舞伎町、六本木などの王道ホストクラブとは一線を画した渋谷にあるお店、それが【club indigo】ホストたちは源氏名からして個性的。見た目はもっとファンキー。そして心根のいい奴ばっかり。これぞまさにギャップ萌え!この強烈なメンバーを束ねるのが本作の主人公、インディゴのオーナー三十路女ライター晶。彼女のキャラがイマイチまだ掴めないものの、正義感が強いことは確か。これからもみんなの活躍をもっと読みたい。こんなホストクラブなら行ってみてもいいかも♡なーんちゃって(笑)
2014/02/24
チャコ
個性的な源氏名と衣装のホスト達とオーナーが、これまた少し風変わりなホストクラブindigoをベースに、渋谷を舞台に事件解決に走り回る短編集。普段おちゃらけていても、若者特有のノリと団結力、横の繋がりで事件を解決していく様は爽快感がありました。また語り手の晶がとてもサバサバしてて、でもユーモアもあるかっこいい大人の女性なので、とても読みやすかったです。みんな個性的でみんな良い。ホストクラブは未経験ですが、こんなところなら行ってみたいかも笑。続編も楽しみです。
2014/02/04
かめ吉
図書館でなんとなく借りた一冊。渋谷のホストクラブ〈club indigo〉で働いている人たちが度々事件に巻き込まれてそれを解決する話。正直言ってかなり面白かったです!昼は雑誌のライター、夜はクラブのオーナーをやっている高原晶を中心に皮肉屋の塩谷、ミステリアスな憂夜、ムードメーカーのジョン太など、個性的な面々が様々な手段や人脈を使って事件を解決していくのは読んでいて面白かったです。あとは、世界観というか雰囲気が自分の好みでした。
2015/02/08
涼
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/02/post-15297e.html
2020/02/28
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