小福歳時記 (集英社文庫)
小福歳時記 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
今から約10年前、群さん50代のエッセイだそう。彼女が30代のころからの作品愛読者からしてみれば、相変わらずだなぁと(笑)。ご実家の母上や弟君には、群さん同様腹を立て。身内だけに腹立たしいことってあるよね。作中の「経絡マッサージ」とやら、興味あるなぁ。とりあえずわたしも肩甲骨をグリグリ回しとこう。この歳になるとほんと大事なのは、健康とお金ですな、群さん。
2018/06/23
masa@レビューお休み中
一時期、群さんのエッセイは面白くないと思っていたのですが…。最近、また面白いなと思うようになってきたんですよね。もしかしたら自分が群さんと同じ側に来たからなのかもしれないですね。年齢であったり、感じ方であったり、生活の様式といったものが似てきたり、理解できるようになってきたからなのかもしれないですね。季節のこと、体調のこと、食事のこと、住まいのことなどなど、群さんの日常が描かれたエッセイは、ふふふっと笑ってしまう内容ばかりなんです。年をとっても失敗を笑いに変えてしまえる群さんって素敵だなって思いますね。
2016/02/29
ふう
おばさんどうしの会話を楽しむ感じで、「そうなのよね~」「それはどうかな」などと思いながら読みました。心身不調、お金の心配等は、わたしの方が先輩なので「これからもっと大変よ」と思ったり、質素な食事や明日がないことに関しては「わたしもちゃんとしよう」と反省しながら…。老後、気の合った女友だちで長屋暮らしをする計画、これはわたしも友人たちとよく話しました。残念ながら実現しそうにはありませんが、そうなったときの群さんのエッセイをまた読みたいですね。家族とのバトル等、いろいろあるけど小さな福をコツコツと、ですね。
2016/04/13
milk tea
群さんの本は、面白くてついつい手に取ってしまう。決して暗くなる話ではないことがわかっているからかもしれない。 ビリーズブートキャンプに入隊、脱走、復隊なしの下りは、ちょっと笑えた。そんな私も脱走したままだった。女の長屋暮らしのその後をまたどこかでお話が聞ける日を楽しみに待ってみよっと。
2018/08/10
*すずらん*
やはり私にとって、王道のエッセイストといえば群ようこさん。本作もそうだが、彼女のエッセイは生活に属している。生きていくとは?いうような大きな視点からではなく、私達が 家で社会で暮らしていくことへの細かい配慮が成されている。丁寧に生きている方なのだと、しみじみ思う。解説では、作家になる前の群さんの様子が垣間見れて嬉しかった。
2013/08/12
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