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日々の100 (集英社文庫)

日々の100 (集英社文庫)

日々の100 (集英社文庫)

作家
松浦弥太郎
出版社
集英社
発売日
2013-07-19
ISBN
9784087450972
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日々の100 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

松浦さんが、様々な場所で手に入れたお気に入りのものを写真とともに小文で解説されています。昔五木寛之さんが同じ集英社文庫で出していた「僕のお気にいり」(?)という題名で読んだものと似ている気がしました。私が興味を持ったのは「レインボウペンシル」「地図帖となるポケットノート」「ガラスの花瓶」などです。私もそのようなものを取っておきたいのですが、整理して処分する方が多いので手元にはほとんど残りません。続編もあるようなのでそのうちに手に取ってみます。

2024/10/02

ユメ

『暮しの手帖』編集長の松浦弥太郎さんが、愛用する100のモノについて綴った随筆。私は昔からこまごましたモノを眺めたり集めたりするのが好きで、この本もその感覚の延長線上で気軽に手にしたのだが、思いの外読みごたえがあった。自分とモノとの関係性を語ることは、自分自身を物語ることだ。どんな服を好んで着るのか、どんな靴を履いて歩くのか、どんな道具を使うのか、どんな本を読むのか。そこから、その人の人生が見えてくる。こんな風にモノについて愛着を持って語れる人のことを、「ていねいに生きている」と言うんだろうなと思った。

2015/06/19

kana

私は逆立ちしてもこんなオシャレな生活はできない。毎週一輪の花を買ってきてガラスの花瓶に飾り、海外で買い付けてきた家具に囲まれ、お気に入りのオーデコロンをつけて眠り、友人によるオーダーメイドの靴を履き、満員電車では洋書を読み、仕事はお気に入りの鉛筆をナイフで削りながら進めるなんて…むしろ同じ地球に住む人間に思えない。けれど、1ページに凝縮された丁寧な文章に魅せられ、自分の怠惰で適当すぎる日々の暮らしを見返さずにはいられない、1年を締めくくるに相応しい1冊でした。100といいつつ103のコラムを収録…なぜ?

2015/12/30

とまつ

こんな大人になりたいなぁ、と、漠然と想う。値段なんかには左右されず、高かろうと安かろうと自分の良いと思ったものにこだわりを持って使い続け、壊れたら直し、直せないようなら再度購入する。凄いなぁ。自分には今こだわりを語れるものはいくつあるだろう?これでも服やら小物には気を使っているし、いくつかは思い浮かぶ。しかし、ここまで強いこだわりは無いし、何よりこんなにたくさんは無い。必ずしも、こだわりの多さが人間の素晴らしさとイコールで結び付くとは思わないけど、少なくとも松浦さんは、そのこだわりが凄くかっこいい。

2015/12/08

紫羊

作者の愛用品や大切な宝物が写真も添えて紹介されている。紹介されているモノ自体には興味をそそられるものはなかったが、この作者のエッセイには不思議な魅力がある。手放しで共感はできないけれど、前向きで健康的で、ちょっと妖しさもあって、このところ次々と新刊が出ている印象の松浦さんのエッセイ・・・ついつい手が出てしまう。

2013/10/08

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