闇に歌えば 文化庁特殊文化財課事件ファイル (集英社文庫)
闇に歌えば 文化庁特殊文化財課事件ファイル (集英社文庫) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
霊能力を持った青年・楠木誠志郎が、文化庁特殊文化財課にスカウトされるまで。コバルト文庫などで続いていたらしい。瀬川さんらしく読みやすい。親友(にして唯一の友)和宏がとても良い奴。それに比して主人公がちょっと受け入れ難い。恋人(未満?)の佳代ちゃんを悲劇に陥れてしまったのは彼のせいなのでは?面倒臭がらずちゃんと対応していれば・・・そう思えてしまった。
2019/05/22
大阪魂
ばけもの好む中将の瀬川さんのデビュー作。勾玉とか文化財が引き起こす怪異を、文化庁の特殊文化財課、通称「ヤミブン」と一緒に霊能力もつ大学生楠木くんが解決してくってストーリー。ばけもの好むみたいなわくわく感はまだ少なくって、人間お守りの美佳子ちゃんとか、ヤミブンの耕作や克也とかのせっかくのキャラが浮いてるやんって思ったり…でもこれデビュー作やし、このあとシリーズ化してるらしいから、中将のんみたいにこれからワクワク感でてくること期待!でも、続き集英社ではでてへんから、コバルト文庫とか探さなあかんのかなー
2019/01/19
そのぼん
普通の人には見えない、いわば怪異のようなものが見える青年が主人公でした。小野不由美さんの『ゴーストハント』シリーズをはじめとするとするホラー作品を思わせる雰囲気で、軽く読める作品でした。続きもあるようなので、そちらの方も気になりました。
2014/06/21
瀧ながれ
著者のデビュー作で、もとがスーパーファンタジー文庫ということで、ちょっと甘くみていたら、意外なほど「死」が近いところにある作品で驚いた。それも、主人公はとくに悪さをしてないし、自ら呼び寄せる性格でもないのに、きっちり厄介ごとのど真ん中で苦しむことになる不運。いまのところは彼を見守るだけの「ヤミブン」のコンビも、興味をそそられる存在で、オサキちゃんともどもまだ味わい足りないので、続巻もどんどんお引っ越ししてきていただきたい。怪異にあわない穏やかな生活ができるなら、それがいちばん望ましいと思いますがね。
2016/06/08
ダージリン
のびしろの大きそうな主人公です(笑)。組織に入って活躍するのが楽しみです(活躍するんだよね?)。主人公の友人、和宏がいい人~(笑)。
2014/03/07
感想・レビューをもっと見る