われにやさしき人多かりき わたしの文学人生 (集英社文庫)
われにやさしき人多かりき わたしの文学人生 (集英社文庫) / 感想・レビュー
優希
50年に及ぶ作家生活における自らの作品を読み解いているエッセイでした。文学人生というだけあり、おせいさんの生きてきた昭和という時代がそのまま文学に結びついているのですね。色々作品を読み、馴染み、大好きな世界。その秘話を含めて語る文学自叙伝ということもあり、興味深く読みました。これからもおせいさんの作品を読み続けていきたいと思います。
2018/04/30
NIKE
読んでいてとても楽しかった。豊富な語彙と軽やかな語り口で、自作の解説や古典への愛情が綴られています。そこかしこに顔を出す、作者のいうアフォリズム、箴言が、示唆に富んでいて、軽い恋愛小説の作者というイメージだけではけっしてない、田辺さんの魅力を感じました。いわば人生の達人と思います。 田辺さんの男女観とか大阪や宝塚への深い愛は、私には正直わからないものなのですが、自作の短編で好きなもの3つ挙げておられ、私が好きな3つとドンピシャ一緒なのでびっくりでした。
2014/05/27
いこま
ほんと田辺聖子だいすきと再確認させられた本
2019/10/26
orion
田辺聖子を知らない私には何が何やら…な箇所も多々ありましたが、語彙の多さや日本語の美しさが心地よく、恋愛物あたりから読んでみたくなりました。古文苦手なので…。それにしても旦那様メッチャ素敵。「まあな」で人生終えたいものだわ。
2014/08/07
すただすと?
また本棚を田辺さんでいっぱいにしたくなった
2014/07/05
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