ある女のプロフィール (集英社文庫)
ある女のプロフィール (集英社文庫) / 感想・レビュー
巨峰
20代で死んだ彼女を、多数の男性の視点で語る。奔放で、たくさんの男を振り回していながら、本心を明かさない彼女に秘密はあるのだろうか。結構エロかったです。。。それにしても、毎回毎回最後までしてるのにずっと寝たふりってできるものだろうかねえ~~。反応すると思うのだけど
2017/01/27
Book・CaFe
29歳で事故死した容姿端麗で知的な商事会社の営業ウーマン諸岡多絵子。生前の男性たちとの関わりが章ごとに描かれている。多絵子の悪女ぶり(?)が淡々ながらも安定感のある文章で先を読ませる。初版が20年前で携帯電話が普及される前の作品。男女の連絡ツールはもっぱら固定電話と手紙のみ。読み終えて、時代が変わってこの現代社会が舞台ならば、多絵子はどんな悪女ぶりを発揮するのだろうかと想像してしまった。多絵子の家庭環境と生い立ち•家族構成が描かれてなかったのが残念
2014/08/07
桜もち 太郎
29歳という若さで交通事故で急死した主人公の多絵子。付き合う男たち誰もが彼女のエキセントリックさに飲み込まれていく。彼女の本当の姿を証言するように6つの物語がある。と言っても物語的にはさほどの深みはなく、多絵子の女としてのプライドが目立っていた。そして頻繁に出てくる「形の良い豊かなバスト」が印象的。結局多絵子は悪女として扱われている。キャリアウーマンで男に負い目を感じない多絵子に若干は惹かれるが、自分が関わったらきっと痛い目を見るのだろう。初読みの作家。
2021/12/25
音
主人公に振り回された男性達の短編集に思える作品。なぜ彼女は男性ごとに態度を変えれたのか………っ思えてラストを期待したんだけど、なんかラストは……うーんって感じで(笑)期待しすぎたかな。
2016/08/09
Cmas
20年近く前の本だったって、巻末の解説で知りました。
2014/07/08
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