くちぬい (集英社文庫)
くちぬい (集英社文庫) / 感想・レビュー
*すずらん*
わしらにはわしらの掟があきますき。守ってもらえないちゃ、くちぬい様が黙ちゃおられんですよ。放射能汚染から逃げる様に移ってきたこの村は、安住の地ではなかったのか?今度はこの嫌がらせから逃げなくてはならないのか?会えば何事もなく笑顔で話し掛けてくる住人が果たして本当に犯人なのか?くちぬい様の祟りなのではないか?疑心暗鬼になり壊れていく心身。毒は回る。末端まで行き渡る。逃げおおす事はできない。いえね、実はあの事件の真相は…おっと 余計な事を言っては、くちぬい様に口を縫われてしまいますき。その目で確かめて下さいな
2014/06/02
えりこんぐ
読友さんよりオススメ♪ 退職後に田舎に引っ越してきた夫婦を襲った悲劇。お年寄り怖いよ! (゚ω゚) もともとリタイア後の住み替えに興味はないけど、これを読んだら絶対の絶対に見知らぬ田舎に住むのはやめようと思った。あとがきも怖すぎ!
2018/09/10
はな
怖かった…。奥さんの放射能汚染の過剰反応や旦那の安易な発想やら嫌な気持ちが満載でちょっと先に進むのに力入りましたが、読了感は面白かったと言う感想です。ひたすら飼い犬が心配でした…やはりというオチ。田舎だから放し飼いとか庭繋ぐとかやめてほしい。 坂東眞砂子さん亡くなってたんですね。それが一番びっくりでした。
2017/06/27
ちゃとら
死国を読んだついでに、坂東眞砂子2冊目。幽霊より怖かった。憧れる人も多いリタイア後の田舎暮らし。田舎の人間関係は難しいと聞きかじっていたが、小説の中は凄まじかった。一番驚いたのは後書き。実体験に基づいていたのだ。移住って大変(-.-;)
2017/08/26
まさきち
坂東さん独特の世界を味わいたかったのですが、単なる田舎の人間関係に終始した話で消化不良。印象としてはあとがきにあった坂東さん自身が高知の片田舎で受けたいじめ体験を綴った日記のような感じです。
2015/06/30
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