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恋かたみ 狸穴あいあい坂 (集英社文庫)

恋かたみ 狸穴あいあい坂 (集英社文庫)

恋かたみ 狸穴あいあい坂 (集英社文庫)

作家
諸田玲子
出版社
集英社
発売日
2014-07-18
ISBN
9784087452075
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恋かたみ 狸穴あいあい坂 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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優希

切なかったですね。思い合う同士で夫婦にならず、親の決めた許嫁と夫婦になる。自由に恋愛のできない時代に胸が苦しくなりました。

2022/08/07

えぇぇぇ(i_i)上手く行くものと思ってたのに。まさかの展開、この先どうなる?切なすぎるが、お話しは面白かったぁ♪

2016/02/09

keiトモニ

お鳥見女房じゃ仇が夫婦になるってのに、家柄からか、そううまくはいかないもんだ。ンで、“お婆さまは縁側の日だまりにちょこなんと座って髪結いに髪を梳かせていた。髪結いは徳四郎という”…おや伊三次じゃねぇのけ。徳四郎は30半ばとくりゃ、年恰好も三の次は四だな。伊三の生まれ変わりでぴったしだ。徳四郎の住まいが間口二間でも二階建てならお文も納得でしょうか?“吉也さまはおいくつに…はて、40も後半になられようか。20歳すぎれば年増、30で大年増、40過ぎれば立派な老女だ”…すると現代はいかに大年増の多いことよ…むむ。

2015/10/28

豆乳くま

お互い惹かれ合う結寿と道三郎。しかし身分や立場がなさぬ仲であればどうしようもないのだ。だれも二人のことにはなんの手立てもないのだ。それでもなんだかんだ上手くいくのではないか、と思っていたが。ダメな物はダメなのか。びっくりしたし、がっかりもした。しかしそれがリアルなのかもしれない。町方と火盗改方は犬猿の仲、そんな『家』に生まれてきたのだから。結寿の「狸穴坂を上り下りしている時だけあなたを思い出します」は精いっぱいの強がりと慰めだ。忘れたいけど忘れない。今回は事件よりも結寿の心情中心で切なかった。

2014/09/24

大阪のきんちゃん2

狸穴あいあい坂シリーズの第2弾。 前巻で相思相愛となった相手とは、ロミオとジュリエット状態?結局家柄の違いみたいな理由で叶わず・・・それぞれが別々の相手と結婚することに。 可哀想にとは思いますが、現代でも案外似たようなことがあるかも知れませんね。 だからと言ってそれが不幸だとは限らない、恋愛事情なんかそういうもんでしょう。 そんな中でもいろんな事件を通じて未だ思いを断ち切れていない、それって不義じゃないの・・・と気を揉みながら次巻を楽しみにしましょう。 人情溢れる筆致が心に残る小説デス。

2020/09/20

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