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思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)

思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)

思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)

作家
谷瑞恵
出版社
集英社
発売日
2014-12-16
ISBN
9784087452587
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思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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まりも

シリーズ第三弾は明里の家族に関する話。巻数が増えていくごとにファンタジー要素が強くなってるのはどうかと思いますが、今回はそれなりに楽しめました。どれもいい話ではあるけど、そこまで印象には残らないのが難点ですが。秀司を含め、登場人物のほとんどが優しい人ばかりなので大きな盛り上がりこそないものの、読み終えた後はほっこりとした気持ちにさせてくれるので良いですね。明里の家族問題もある程度カタがついたし、次巻は太一に関するエピソードになるんでしょうか。少し気になるので、気が向いたら買おうと思います。

2015/09/05

ちはや@灯れ松明の火

あの日あの人へと突き立てた鋭いことばの切っ先が忘れられない。深々と刺さった針に刻まれた痛み、傷つけたことに心は傷ついたまま過ぎていく日々。鎖に囚われ懐に十字架を抱えこんで、軽やかに躍るからくり人形は記憶の底に封じ込めた。壊してしまうのが怖くて、触れるのをためらう。時を経て届いたメールに時を遡りたいと願い、雪解けを告げる鳥の声に頑なな思いも解けていく。やり直すことができるのは、これまでではなく、これから。空からやさしく降り注ぐ、永く遠い旅をしてきた星灯り。あなたと同じ時間を刻んでいきたいと、祈りを乗せる。

2016/07/05

hiro

『拝啓 彼方からあなたへ』に続いて、このシリーズ第1弾からの謎である太一は何者かがそろそろわかるのかと思い、この第3弾を読んだ。第2弾のレビューでも書いたが、この本の読者層の多くが20〜30代の女性で、この秀司が女性にとって理想の男性像だとか。そんな秀司は男の目からみても信頼できる男だと思うし、両親が離婚しているなんて当たり前の時代、明里はさっさと両親に秀司を紹介しろと、おじさんはイライラしてしかたがなかった。今回も太一の謎は解けなかったので、きっと第4弾がでればイライラしながら読むのだろうなぁ(笑)

2015/02/10

masa@レビューお休み中

記憶というのは残酷である。時間が過ぎてもなお、人の心の中には過去の記憶が残っている。その記憶が厄介なのは共有していることだ。自分の中にも、他人の中にも同等の分量で残っている。記憶の残酷さというのは、修復できなかった過去の出来事や人間関係に基づいている。けれども、それだけではない。最大の問題は、違うことなのではないかと思うのだ。自分と相手との共有する記憶に対する思い出が違うことで、人間関係がこじれてしまったり、傷ついたまま大人になってしまうことすらあるのだから…。

2015/02/25

ううち

柔らかく穏やかで、ちょっとした時計の歴史やウンチクなども面白くて好きなシリーズ。明里さんの悩みがリアルで切なかったです。秀ちゃんに甘やかされたいなー。

2015/03/19

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