勇者の証明 (集英社文庫)
勇者の証明 (集英社文庫) / 感想・レビュー
シュナイダー
初読み作家。作品では小説家が子ども時代(戦時中)の友人たちとでドイツ人少女を長崎に送り届ける冒険小説解説にもあるが、この小説のすごい所は少年少女の冒険を描きながらも、未知の世界に旅立って行く姿も捉えられていることである
2016/07/21
wankousan
大好きな証明シリーズ、文章、物語の流れ、内容、全てが良かった。ご高齢になって新作が出ないのが本当に残念。彼の戦争体験のエッセイを読んだことがあるがこの小説にも織り込まれていた。戦争に対する思いが強く出た作品だった。
2022/01/22
ひつじパパ
今年も、8月6日、9日という日が過ぎていった・・。だが、今年は両日がこの本を読んだ事によって違った感じを私に与えた。戦争によって青春を奪われ、生き方まで強制された。でもその中で、厳しい条件下で、本来子供たちが持っている好奇心と未知への欲求を刺激する旅に出発する。その事が余命幾ばくもない渋江を含め、振り返った時、4人にはどんな「心の宝」をもたらしたのだろうか?少し考えてみたいと思う。
2019/08/12
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