夏のバスプール (集英社文庫)
夏のバスプール (集英社文庫) / 感想・レビュー
りゅう☆
高校で野球部に入らず、理数系は赤点で追試、歳の離れた腐女子姉には逆らえず、背は低いけど顔は可愛い系で興味あるのはゲームと女子。そんな平凡な男子高生涼太に被災地からの転入生久野が近づいてきた。可愛いし聡明で気になるも、親友青野と幼馴染との付き合いに複雑だったり、久野の弟に色々あったり、青野に忘れられない人いたり、知らない間に人を傷つけてるのに気付いたり、元カノが最悪だったり。1日1日が青春でその若さが眩しいけど痒くて。でも涼太が逃げずに言えた最後の言葉はカッコよかったよ。ところで櫻井君の彼女って姉ちゃん?!
2018/07/05
mmts(マミタス)
まさしく青春小説でした。現役バリバリの中高生ならば、もっと感情移入しやすくて、きっと共感するところが多いかもしれません。有村先生が教師らしくないところが良かったかもしれませんねぇ。涼太くん、かなりモテモテです。全体的に夏休みの昼ドラを思い出しました。井上真央ちゃんが出ていたやつをイメージしました。ところで、バスプールは仙台限定の呼び方だったことにビックリしました。ずっと仙台に住んでいるので、ある種のカルチャーショックでした。不登校問題が気になるけど、涼太くんが爽やかで良かったです。
2016/08/06
AKIKO-WILL
【ナツイチ 2016】青春系の小説もこういうイベントに参加しないと自ら手を出さないから新鮮ですね。2012年の夏、私立高校が舞台。ある日、学校近くの畑でトマトを勝手に食べていた同じ学校の女生徒を見かけた涼…ビックリした彼を見て、その子は涼に食べかけのトマトを投げてきた。不思議な出会いにこの2人がどうなるのか?気になり、ストーリーにハマっていきます。不登校になる同級生や親友と付き合いだす幼なじみ、中学時代に少しだけ付き合った女の子。どこにでもありそうな青春時代ですが、そこに震災の話もあり、なかなか複雑でした
2016/08/18
えりこんぐ
気温35度のなか、エアコンなしで汗をかきつつ読了。涼太と久野ちゃんを中心に、様々な高一の恋模様。付属中上がりで、いかにもぬるま湯で育ってきた涼太が、ガムシャラになっていく姿に好感が持てた。「バスプール」はバスターミナルのことなのね。作中はずっとプールサイドとトマト畑のイメージ。夏ですねぇ。
2017/07/03
takaC
畑野智美では『海の見える街』の方が好きかな。
2016/02/17
感想・レビューをもっと見る