愛する伴侶を失って 加賀乙彦と津村節子の対話 (集英社文庫)
愛する伴侶を失って 加賀乙彦と津村節子の対話 (集英社文庫) / 感想・レビュー
naotan
良い対談でした。著作からは見えてこない、吉村昭の新たな一面を見た思い。加賀乙彦は学生の頃好きな作家だったので、また読んでみようかな。
2019/01/22
のん
カトリック信者の加賀氏と、無宗教とおっしゃる津村女史の対談。お二人の亡くなられた方達との想い。加賀氏は精神科医らしくおちついた聴き役をされていた。 ますます加賀作品を読んでみたいとおもえました。 作品が長編が多いようなので、なかなかハードルが高いですが。
2019/02/12
あーこ
伴侶を失って 長く経っても いつまでも忘れられず、夢にまで出て来る。程度の差はあれ思うのは誰しもだろう?興味深い会話。
2019/08/13
秋はeuglena
購入してからきっかり9年積んでしまい漸く読めた。すぐに読むより今まで引っ張ってよかった。自分の年齢も上がってとてもとても身近な話題になっていた。著者たち世代の方々のお墓に対する考え方がよくわかりました。この本が書かれた時からたった9年経って今はお墓の継承者がいなくて墓じまいが話題になっている。時の流れがはやい。
2024/07/09
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
愛する母が亡くなって三ヶ月、こういう話はこたえるかなと思って試しに読んでみたが、意外と癒やされた。自分のかわりに的確に表現してもらった気分。加賀さんの奥様は、二人で行く旅行前日、お風呂に入ったきりそのまま亡くなってしまった。いまはもう加賀さんも亡くなってしまって、世界が寂しくなってきた。津村さんの小説は、津村さんの体験が書かれていると。つらい記憶や気持ちを掘り起こして小説にできるとは、心が強いのかなあとおもった。「ネガティブ・ケイパビリティ」を併読していたのだが、その能力が高い、かくありたいと感じた。
2023/02/06
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