衣もろもろ (集英社文庫)
衣もろもろ (集英社文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
気持ちだけは若いままなので、選ぶ靴や洋服も当時から変わってない。ところがある日、自分の体型(特に後ろ姿)を見てギョッとするんである。こんな世代のわたしたちに似合う洋服は?履くべき靴は?そんな疑問に、書き始められた当初、今のわたしの同年代だった群さんが答えてくれる。洋服のカットはもとより、季節ごとの素材などなど、さすがお着物にも詳しい、群さんらしい内容であった。
2018/09/10
masa@レビューお休み中
群さんの体験談を交えたエッセイは楽しいですね。実際はもっとシャンとしていて、凛とした生活をしてるのかもしれないですが…。ご本人の失敗談を聞いていると身近な存在に思えてくるんですよね。今回のテーマは『衣』です。衣にまつわる、あれこれの悩みごとが綴られています。年齢によって着るものが変わる。昔着ていたものが似合わなくなる。せっかく買ったものがすぐ台無しになるなどなど…。いやぁ、読んでいると女性の衣問題ってすごく大変なんだなと思ってしまいました。でも、他人事ではないような気もしますね。
2017/06/06
扉のこちら側
2016年568冊め。服全般にまつわるエッセイ。写真やイラストがない分、デザインの説明が長いおかげでその分読むのに苦労した。最近は持たない暮らしとか良いものを長く使うとか、ジョブズに代表されるように私服を制服化するとか聞くようになったけれど、結局は「自分のスタイル」というものをまず見極めないといけないのである。作中にもあったようにワードローブをゼロからやり直すというのは極論だけれど否定はできない。
2016/07/18
itoko♪
一昔前に『無印シリーズ』にハマっていたのですが、久々に読んでも群さん節は健在でした。年代は違うものの、純日本人体型なのは同じなので、共感出来る点も多くて、『流行を追いすぎず、さりとて古臭く見えなくて自分に似合う服』選びの、何と難しいことか…。他にもアクセサリー、メイク、体型の変化…女の悩みは尽きませんねぇ…。群さんと同じく、私も私なりに、これからもまだまだ足掻いていくことでしょう。
2015/12/25
AKIKO-WILL
【ナツイチ 2016】群ようこさんのエッセイ!歳をとると年齢相応の服装をするのは難しいと語る著者。持っている服はたくさんあるのにいざ出かける時には、着ていく服がなくて困るとか読んでいて納得してしまう。特に季節の変わり目には、去年どんな格好していたっけ?と考えてしまう。そして、自分がどれだけ服を所持しているか数えてみるが、それが一般的に多いのか少ないのか分からないと話す著者。私もこの前かなり捨てましたがそれが多く持っていたかなんて分からない。出来れば少ない服の中で上手くコーディネート出来れば理想ですよね。
2016/07/27
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