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あたらしい家族 (集英社文庫)

あたらしい家族 (集英社文庫)

あたらしい家族 (集英社文庫)

作家
佐川光晴
出版社
集英社
発売日
2015-11-20
ISBN
9784087453850
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あたらしい家族 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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はつばあば

私達親の時代は大家族構成、私の娘となると核家族を望む。煩わしいと思うのか・爺婆の役目を行政が担ってくれているのか。そんなに甘くは無いと思うけど・・。その婆になった末のお話し。グループホームも今、流行り。ホンマなら後藤のような男が理想なんだけど、今の世の中。中身より建前と云うか・・後藤じゃマスコミや世間から非難ゴウゴウだろう。それだけ世間が小さくなってしまっている。(いやいや関西人だからアホと云う言葉は気にならないがバカを連発されるとイラっとするが(*´з`)。)このシリーズまだ全部文庫になってないのが悩み

2016/03/13

かんちゃん

血の繋がった家族と疎遠になったとしても、家族という安らぎの場が不要になるわけではない。子は巣立ち、新たな家族を形作る。たとえ我が身は親の愛情に恵まれなくとも、親子の絆が断ち切れことはないし、彼もまた新たな子を育む。破天荒な男をコミカルに描きながら、現代の家族像に鋭く切り込む。というと重たい作品のようだが、著者の他の作品同様に、読み心地はとても爽やかだ。

2015/12/29

なるみ(旧Narumi)

「おれのおばさん」シリーズ恵子さんの元夫でグループホームを営む善男さんを取り巻く人々を主人公に描いた3編からなる連作短編集。3編目の「お嫁さんがやってくる」が私には一番読みやすかったです。

2018/06/20

suite

『おれのおばさん』シリーズのおばさんの元ダンナの人と、彼を取り巻く「家族たち」のお話。単行本では『家族芝居』として出版、文庫版でこちらの『あたらしい家族』になった模様。(気付かず両方借りてきた…)タイトルは断然こちらが内容にふさわしく感じた。互いを共に生きる者として尊重し承認し労り合える関係は、自らの意志さえあれば血縁に限らないし、老若男女を問わないということが、活き活きと描かれている。

2016/01/21

菜食主義@目覚めの刻!

おれのおばさんシリーズにつながる・・・のフレーズに惹かれて手に取ってみました。恵子おばさんの元夫が主人公なわけですな。なんとも豪快で、それでいて繊細なとこもあって、というふうなキャラなのでしょうけど、「おれのおばさん」の恵子おばさんほどには活きがよろしくないような。なんか、映像としてうまくイメージできないんですよね。ひょっとすると、しばらく読書から遠ざかってたせいかもしれないんですけどね。ま、いずれ花ちゃんのお話も始まりそうですから、次に期待しましょ。

2016/05/28

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