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0葬 ――あっさり死ぬ (集英社文庫)

0葬 ――あっさり死ぬ (集英社文庫)

0葬 ――あっさり死ぬ (集英社文庫)

作家
島田裕巳
出版社
集英社
発売日
2016-01-20
ISBN
9784087454079
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0葬 ――あっさり死ぬ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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犬養三千代

墓無い人生でいいなと思う。自然葬にしろ誰かの手を借りないといけない。ならば、なるべくわずらわせることが無いようにと考える。

2022/11/04

金平糖

B。

2019/03/04

バーベナ

弔いの歴史をほんの100年ほど遡るだけで、葬儀の在り方の矛盾点に気が付くことができる。0葬は決して死者を蔑ろにしているわけではなく、罪悪感に縛られず、敬虔に弔う方法の一つだと思う。私は以前、火葬場で「骨上げはしない」と伝えて実際しなかった。親族同意の上で。しかし、それから20年後、ロッカー式納骨堂の墓じまいをしたら、骨がほんの少し入った骨壺が安置されていることが発覚。結局、永代供養で納骨することに。骨壺代がパックに入っていたので、業者さんが良かれと思って?やったのだと思うけれど。本当に0葬させて欲しい。

2023/07/20

lily

荼毘に付した後、遺骨を受け取らずに済ませる0葬。都会への移住に伴う墓の経済的負担と相まって、利用が増加している。「大往生を遂げた人は、遺体処理で十分」と著者は言う。宗教が縁遠くなった現代人にとって、世間体さえ気にしなければ十分な選択肢の一つになりうるのだろう。①戒名は日本だけ。部落出身者には差別戒名があった。②血と毒を出して浄化する「瀉血」が中世行われていた。③南都六宗は墓を作らない。作るのは浄土教以降。④位牌は祖先崇拝を行う儒教の影響。

2017/07/13

Takuo Iwamaru

0(ゼロ)葬とは、遺骨を引き取らず(つまり火葬場に預けて終わり)墓も建てない「究極の」弔い方である。本書出版当時にこの考え方を知り、眼からウロコの衝撃を受けた。率直に、火葬場に放り込んでおしまいならこりゃ楽だな。と考え、そう考えた自分に罪悪感のようなものも覚えた。その罪悪感のようなものが何なのか自分に問うことで、自分の死生観をうかがい知ることができよう。0葬に対しては様々な意見があろうが、どなたか0葬をテーマに映画を制作してはいかがだろう。0葬をやってみたら実際どうなのか、何を感じるのかが分かる気がする。

2016/02/16

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