十五歳の課外授業 (集英社文庫)
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十五歳の課外授業 (集英社文庫) / 感想・レビュー
相田うえお
★★★★☆18031 主人公は中学三年の男子生徒、その彼の教室に教育実習生が来る!しかも女性の。。現役女子大生という響きだけで盛り上がる男子生徒達、それを見てシラケる女子生徒達。まあ、お決まりの騒動になるわけです。その後、教室で初めてのご対面となるのですが、入ってきた実習生は特徴のない面白みに欠けたどんよりタイプで生徒達は皆微妙〜。そんなシーンから始まります。後半になると、なるほどそう来たか!と目が離せなくなる展開へ。。この作品、思わず付箋を貼りたくなるところもあったりと、楽しく読ませて頂きました。
2018/04/18
扉のこちら側
2016年614冊め。何作か読んだ著者の作品はおもしろかったので期待していたが、おもっていたのと違った。彼女との付き合いに悩む主人公とか、教育実習に来た女子大生に心を奪われる友人とか、15歳らしい設定を生かしてもっとうまく書けそうな話なのに、風俗や親のネグレクトやらを盛り込みすぎて焦点がぶれてしまっていると思う。
2016/07/31
papako
なんで読みたいって思ったか忘れたけど。確かに15歳の課外授業だわ。白河作品らしい主人公に。どこで転ばされるか、ハラハラしながら読んでいました。ちょっとしたかけ違いから状況が反転していく。ただ、ヨッシーの慟哭の理由納得できず、下着のくだりも?だし、ユーカの本心も見えないので、何となく置いてけぼりのまま、ラストを迎えた感じ。卓郎は歩き出したかもしれない、ヨッシーは?少し消化不良だわ。
2018/10/22
ゆかーん
2週間という限られた時間の中で、十五歳の卓郎が学んだ事は、勉強以上に役に立つ生き方だった。彼は人と繋がろうとすればするほど、嘘をついてばかり。同級、恋人、先生、家族と嘘を増やし、相手に好かれようと自分を偽っている。しかし、世渡り上手な彼の生活に晴天の霹靂が起こった!教育実習生の薫おねえちゃんとの再会により、僕という嘘つき人間は崩壊した。そして、嘘をつく事がいかに愚かなことを学んだ…。この出会いで僕は、いかに恵まれていたか、仲間や家族との関係が、どんなに自分を生かしてくれていたことを知ることができた。
2016/12/10
優希
等身大の中学生の悩みと秘密に引き込まれました。自分が中学生の頃はどうだったろうと考えさせられます。
2021/04/25
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