思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)
思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫) / 感想・レビュー
あや
シリーズ完結。よかった。ほんとに秀司素敵。ドレスウォッチ、プロポーズ。明里が羨ましい!ちょっと不思議でほっこり、なんか懐かしい気持ちになる良いシリーズでした。帰ってくる頃にはもっと商店街が活気づいてるかもですね。
2016/05/21
hiro
シリーズ完結編の第四弾。寂れた商店街が舞台のためか、この美容師と時計屋の穏やかでガツガツしていない二人の主人公のためか、それともその両方のためか、この小説の中の時間は緩やかに流れているように感じた。また、明里と秀司の関係が進展して、今までのイライラも解消したこともあって、読んでいて大変気持ちが良かった。そして、このシリーズの第一弾からの謎であった、太一が何者かがわかって安心した。
2016/07/07
七色一味
読破。潔く完結させましたか。どこぞのシリーズのように、マンネリにならないうちで良かった。それだけでも高評価(笑)でも、結局太一は何者だったんだろうという疑問は残ったなぁ。ま、なんでもかんでもバラせばいいってもんでもないから、これはこれでいいんじゃないでしょうか。時々、津雲神社通り商店街がどうなったのか、ヘアーサロン由井は、安西商店は、飯田時計店は…、きっと気になるだろうな。
2016/08/02
masa@レビューお休み中
何にでも終わりが訪れる。悲しいとか、嬉しいとか、楽しいとか…。いろんな感情がわき起こる中で区切れというか、節目というかそういう時が必ず誰にでも訪れる。『思い出のとき修理します』も4巻が区切れで最終巻である。今までなんとなく曖昧だったものがひとつずつ形を成して、結論を出さなくてはいけなくなる。秀司と明里の恋の行方であったり、太一の存在であったり、商店街の今後であったり…。ひとつひとつは別々の問題なのに、何かが合わさって、誰かと合わさって化学反応を起こすように変化する。案外日常の変化もそうなのかもしれない。
2016/07/31
紫 綺
シリーズ4作目、完結編。思い出の時を修理する時計店が舞台のゆるい連作短編ミステリー。肩透かしを食らったような幕切れで、物足りなさが残る。
2016/08/15
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