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共犯捜査 (集英社文庫)

共犯捜査 (集英社文庫)

共犯捜査 (集英社文庫)

作家
堂場瞬一
出版社
集英社
発売日
2016-07-20
ISBN
9784087454666
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共犯捜査 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

お父さんになった皆川が、年下新妻を気遣うかわいい男性になって戻ってきた。解決に少々都合が良すぎるのでは、はあったけれど、真相にはあっと言わされました。ううむ、人間ってそこまでやっちゃうのか。訪れたことのない福岡ですが、皆川といっしょに街中を駆けている気分に。個人的には永井管理官のファンなので、次作ではもっと登場シーンを増やして欲しい(笑)

2017/03/13

いつでも母さん

シリーズ3弾。前作を忘れて読み進むが、だんだん思い出す(てか、前作の登場人物がいい味出してて、こちらも嬉しい)又、ラストで犯人と駆け比べになるあたり堂場さんのマラソン物が蘇った次第(笑)ある女児誘拐事件が新たな誘拐事件を生んだ。それは初めの事件の身代金の分配がきっかけだった・・良かったというには語弊がある内容ではあったが、堂場さん本領発揮でしたね。「刑事は事件に傷つけられる」だろうな。それでも私は刑事を警察を頼りにしてる!しかし、闇サイトで集まる危険なバイトって怖いな。文庫で500頁弱、堪能した。

2016/07/24

じいじ

『検証捜査』の姉妹編。本作のテーマは私の大好きな誘拐モノ、犯人側と警察陣の駆け引きの知恵較べが面白いので。できることなら、金は奪っても人質を殺害しないのが望みである。主人公・福岡県警捜査一課刑事・皆川のキャラが気に入った。箱根駅伝を経験したスポーツマン、子煩悩で愛妻家、気骨ある刑事魂が魅力的。連日の寝不足、疲れた身体もやさしい妻と一粒種の娘に癒されるシーンは一服の清涼剤です。大詰めの「さっさと落としてこい!」の上司の愛のムチは感動的です。500頁の長さを感じないストーリー構成は、さすが堂場氏見事です。

2016/08/27

あすなろ

顔に表情つまり刑事らしい表情が出ないことを悩んでいる刑事10年目の皆川刑事譚。福岡を舞台として堂場氏にしては珍しいカーチェイスのシーンからスタートして2つの誘拐事件に迫って行く。第1作の検証捜査はとても面白い作品だったが、その登場人物達との絆が皆川刑事のこれからの形成の為に登場するところが良いですなね。一ノ瀬刑事が新卒の成長譚を描いているとすると、その10年後の刑事としての成長譚を描くのがこちらか。第4巻を楽しみに待ちますか。

2018/03/31

ふう

若い刑事皆川がどうやって事件を解決していくのか、気になるのとおもしろいのとで一気に読んでしまいました。勘の鈍いわたしは、途中で「これは捜査シリーズの3なんだ!」と気づいて、それからはまた別のおもしろさが出てきてきました。最後まで読んで、犯人と犯行の理由は有り得ないと思いましたが、一度チームを組んだメンバーが管轄を超えて助け合っていくという設定はけっこう好きです。シリーズの1と2をもう一度読み返したいと思って探しましたが、すでに処分していました。残念。シリーズ4を楽しみに待つしかないですね。

2017/01/20

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