GO!GO!アリゲーターズ (集英社文庫)
GO!GO!アリゲーターズ (集英社文庫) / 感想・レビュー
つぼ
「その日のために、今をがんばろう」元気をもらった! 着飾らないテンポの良い会話が心地よかった。
2017/10/17
ユメ
心のビタミン不足なとき読みたくなるのが山本幸久さんのお仕事小説だ。野球の独立リーグの弱小チームアリゲーターズで頑張る人々を描いたこの作品も安定の山本ワールド。球団マスコットアリーちゃんの中に入り、「アリゲーターズの応援に情熱を燃やす純情可憐な乙女」としてチームを盛り上げる茜のガッツ。泣き虫ながらも戦隊ヒーローに憧れて強くなり、今度は自分がマウンドの上でヒーローになる荻野目の眩しさ。そして、芹沢と笹塚、野球に人生を賭ける漢二人の見えない絆。大いに元気をもらった。茜と共にアリゲーターズに声援を送りたくなる。
2018/05/01
Walhalla
独立リーグの球団職員として働くアラサーのシングルマザーが主人公のお話しでした。山本幸久さんのお仕事小説は、その仕事の内容を詳しく知らなくても楽しく読めるのがいいですね。主人公の茜さんは、球団マスコットのぬいぐるみの「中」に入るのも重要な仕事のひとつですが、ワニのアリーちゃんの中でジタバタする姿は、見ているこちらも癒されますね。チームの皆さんが、それぞれ目標を持ちながら進歩していく様子がよかったです。球団マスコットと言えば、阪急ブレーブスのブレービーを思い出します。
2020/10/05
ジュール リブレ
文庫化で手に取る。単行本で読んでましたが、最近、文庫になると、書き下ろしで短編を追加したり、が流行ってますね。本作もそんな感じ。アリゲーターズのライバル⁈が出てきます。しかし、高い単行本より、安価な文庫本の方がコンテンツが多い、のもなんだか……。書籍を売れなくしている一因のような気もします。いかがでしょう。
2017/02/26
エドワード
プロ野球に独立リーグがあるとは知らなかった。北陸地方の球団・アリゲーターズの奮闘の日々。事務局の藤本茜・シングルマザー、仕事は何でもありだ。マスコットの着ぐるみ・アリーちゃんにも入る。地域密着型、選手もお客ものんびりそのもの。熱血漢、オタク、セクハラ監督、みんな憎めない。野球って、日本独自の進化を遂げているように思う。サヨナラ負けとか「ストライィィク、バッターアウトッ」とか声が聞こえるよ。バスで拾われて球場へ向かい、牛の乳絞りやキャベツの収穫をする選手、ホンマかいな。お馴染みの唄も絶好調!だね。
2022/08/25
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