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雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫)

雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫)

雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫)

作家
相沢沙呼
出版社
集英社
発売日
2017-03-17
ISBN
9784087455533
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雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

自己卑下的帰属バイアスな娘達の、薄ら連作の短篇6話。思う所は多岐にあるのですけど。それをそのまま書けば良い⁉︎ 考えが発散してしまって纏まらないのよ。その一部を無理矢理詰め込んだので、語弊を生じるかも知れません。とお断りを入れておいて。人からどう見られたいかではなくて、自分がどう在りたいかで決めたら良いのに。とは言え、進化の過程で男女の役割が分担された事により、心の持ち方の差は生まれてしまったのでね。難しいのかな。ただ手を差し伸べてくれる人に救われるよ。結末は描き切られていないけど、そうに違いないし。

2024/08/30

寂しがり屋の狼さん

スクールカーストを題材にした短編集。制服に身を包み、身体も心も少し大人に近付き背伸びをしたくなる年頃の女子中学生の気持ちをよく描いていると思います。この春、あらたな旅たちをする学生はもとより両親や教育者にも読んで頂きたいと思います。🌸🏫普通とは何か?他人と比べるなんて愚か事だよ。自分が思うより世界は広くて、人は自由に生きられる🍀

2021/03/23

へくとぱすかる

高校生ほど青春してなくて、でも子どもじゃない中学生の、まだまだ大人になりきれない心。いじめはつらい。でも、物語の中で、一番許せないのはあの先生だ、と思っていたら、解説の人も同じ感想だったらしい。こんな理解のない先生がいたら、中学生活は真っ暗だ。かなわない! 不登校にかかわる話を読むと、何らかの積極的手立てが必要だと思えてならない。みんな生きたいのだから。

2017/09/09

K

6作品の連作短編集。どの話も交友関係が狭く、集団からポツリと浮いてしまった女子中学生が主人公です。となると必然的にいじめとかの話になりますよねぇ...集団で閉鎖的な空間に押し込められてると、いつの間にかグループごとに優劣の意識が芽生えてカーストが出来上がるんですよね(←怖い)きっと誰もが感じたことのあるモヤモヤを代弁してくれる一作でした。

2018/11/02

ミュポトワ@猫mode

図書館本。短編集です。読み始めは「青いな・・・」とかって思い、内容が暗いから春じゃないなとか思ってましたが、違う。重すぎる、テーマが。いじめ・疎外感・スクールカーストをテーマにしているから、気分が沈む。いくつかハッピーエンドっぽい話もありますが、最後まで書かずに余韻を残しているので、どうなったかは不明。この辺は男女で感じ方が違うのでしょう。主人公はすべて中学2年生ですが、これは親に読んでほしい本です。教師を当てにしても何も解決しませんよ?あと、珍しく解説がまともです。若い芸能人なのにね。見直しました。

2018/09/18

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