男と女、なぜ別れるのか (集英社文庫)
男と女、なぜ別れるのか (集英社文庫) / 感想・レビュー
アキ
2012年発行。本棚整理目的で再読。外科医で直木賞作家の著者はとてもモテた。そんな作家による男と女を比べた14項についてのエッセイで、読みものとして楽しい。「行動力はどちらが上か」で、男は夫婦喧嘩をして家を出てもいつかは帰ってくる「鮭」で、女は一旦出て行ったら二度と元の家には戻らない「鱒」という喩えが面白い。女の過去への断ち切り方は見事にして鮮やか。男は女と違うので、女によく相談すべしとの言葉はその通り。2014年逝去されましたが、今ではその頃より更に女性が強くなっていると感じるのは私だけでしょうか。
2022/10/08
guava
医者として見てきた話を交えながら、痛みの強いのは男か女か、などサクッと読めて面白い。 昭和8年生まれでありながら、ダンディな方だったのでしょう。亡くなられて、来年で10年。もっと作品を読みたかった好きな作家さんでした。 図書館でだんだん、冊数が減ってきていたコーナーで見つけ手に取りました。
2023/12/27
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