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富士山噴火 (集英社文庫)

富士山噴火 (集英社文庫)

富士山噴火 (集英社文庫)

作家
高嶋哲夫
出版社
集英社
発売日
2017-06-22
ISBN
9784087455946
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富士山噴火 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

2018年181冊め。平成南海トラフ地震からの復興半ばで見舞われる富士山噴火という設定。地震、津波、水害の経験はあるが火山の噴火は未知でありこれほど恐ろしいものかと不安になった。首長の信頼を得て音頭を取っていくデキる主人公というのはエンタメ的キャラ作りでありが、エンタメ小説で終わらせない啓蒙的役割を十分果たせる作品である。

2018/06/14

はつばあば

これだけ毎日のように世界各国のあっちの山が噴火したとかこっちは地震だ~とかニュースが報じられているのだもの富士山がいつ噴火してもおかしくはない。日本だって温暖化の為に災害のオンパレード。人は物忘れが酷いのか・・軍事力に金をかけるより被災地をなんとかせんかい!。山を壊してマンションを建てているけれど都会も田舎も空き家がいっぱいあるでしょう。地球の泣いている声が聞こえないのか。カジノの誘致?万博の誘致?観光誘致がそんなに必要?一体誰の為に施政者はいるの?。はつが噴火した(^^;

2019/01/06

五右衛門

読了。相変わらずのっけからドキドキ感満載で読んでいる最中肩に力が入りっぱなしでした。主人公に関してはちょっと出来すぎのヒーローって感じが否めなかったですが富士山の異変、水蒸気噴出、火砕流、噴火、溶岩流出、山体崩壊など地震学者か地質学者かと思うような描写に自分も飲み込まれてしまい途中火山灰のなかにいるような息苦しさを感じながら読んでいました。けれど備えあれば憂いなしとはよく言ったもので何時何が起きるか分からないので準備だけはしておかねばと思いました。他の作品も読んでいきます。

2018/11/14

KEI

これはリアル過ぎて面白かった。特に「首都感染」を読んだ後なので、この上、巨大地震と噴火が起これば本当に日本はお終いだと思った。そう言えば、東日本大震災の後もいくつかの火山活動は活発になって、御嶽山や箱根山も噴火した。この本では南海トラフ大地震の後に富士山が噴火する。噴火からの様子はスピード感がありドキドキしながら読んでしまった。主人公の元自衛官・新居見がカッコいい!出来過ぎ感もあるし、絶縁状態だった娘との絆が元に戻るのは分かってしまったが、こんな事は経験したくない!コロナ騒ぎの時に読むべきでは無かった。

2020/05/06

ちーたん

★★★★☆息つく暇なしの緊迫感が終始続くパニック小説であり、警鐘小説。(※東日本大震災で大切な方を亡くされた方にはPTSDを引き起こしかねないのでオススメできません。)物語はプロローグから痛ましく南海トラフ巨大地震の発生から始まります。その3年後が本編の物語。富士山の異変を訴える者と地域住民の対立。非難勧告のタイミングの難しさなどが丁寧に描かれています。主人公があまりにスーパーマン過ぎるので、小説の粋の話ではありますが、災害大国日本に住む以上、災害への危機管理意識を持ち、出来る範囲の対策を取ることが必要。

2019/03/11

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