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ばけもの好む中将 六 美しき獣たち (集英社文庫)

ばけもの好む中将 六 美しき獣たち (集英社文庫)

ばけもの好む中将 六 美しき獣たち (集英社文庫)

作家
瀬川貴次
出版社
集英社
発売日
2017-06-22
ISBN
9784087455977
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ばけもの好む中将 六 美しき獣たち (集英社文庫) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

2018年124冊め。権大納言の9番目の姫の話だが、この姫には好感が持てなかった。御前で舞う機会に怖気づいて辞退したのも結婚に逃げたのも、その夫から逃げているのも自分であるのに、意固地になりすぎである。梨壺の女御の出産も間近で、東宮の恋もどうなるか。稲荷社の巫女、専女(とうめ)衆は今後も暗躍しそうで、次巻も気になる。

2018/05/04

KAZOO

今回は九番目の姉が出てきます。夫が遠地におり一人でいるので感情的にもやもやしている感じです。この小説は題名とは若干にようが異なってきています。十二人の姉とこの若い青年と中将が宮廷内でどのように生活していってその間にさまざまな事件が起こるという物語になっています。今回は九番目の姉が、巫女の集団に目をつけられてその巫女集団が結構楽しませてくれます。

2021/04/05

papako

シリーズ六。巻頭の人物相関図、すごくありがたい。都にいて登場してなかった最後の九の姉登場。梨壺の更衣との微妙な過去。右大臣の過去など、少し不穏な空気が。初草の体調も気になるし。春若くん、梅の効果ありだね!応援しています。さてさて、どうなるの?

2018/11/04

ぽんすけ

九の姉君登場。夫が単身赴任中で相手に女ができてる疑惑が浮上の上、大専女の後継者にされそうになったり、宮中に上がったり、ときめいたり、落ち込んだり、最後はそこの家に行くの!?と大忙し。過ぎたことを後悔し、更衣や小宰相といった姉妹に対し嫉妬して結構負の感情を見せていたのが十二姉妹の中では珍しかったけど、ある意味ものすごく人間らしいのかもと思う。異母姉妹同志で年も近く、母親が父親の愛情を取り合う中で影響を受けないほうがおかしいよね。感情の揺らぎが大きくて立ち位置が定まらない所なんかもリアルっぽくて嫌いじゃない

2023/11/29

眠る山猫屋

登場人物紹介が嬉しいなぁ。十二人の姉君たちがようやく出揃った(実際に登場していない姉もいるが)。今回は初登場の九の姉を中心に動くが、異母姉妹には当然あっただろう、それぞれの嫉妬や羨望が絡んで宗孝を悩ますことに。そして宗孝に恋する乙女(笑)も登場、これは面倒くさい女性が現れた。さらに事態を楽しむ宣能。ある意味、ばけものじみた巫女集団が引っ掻き回します。そして九の姉がたどり着いた場所は・・・、ちょっと気になる展開は次巻から。

2019/11/27

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